【もうすぐ雪の季節が到来します】おうちの屋根、冬の準備は大丈夫ですか?

早いもので、11月も半ばに差し掛かろうとしています。
一日ごとに、日が短くなっています。

まだ冬を感じさせる寒さではありませんが、着実に気温も下がってきています。

今年は暖冬かも?という話もありますが、どうなのでしょう・・。

屋根や雨樋にとって「雪」や「寒さ」は天敵です。
この機会にご自宅の屋根が、万全に冬を迎えられるかチェックされてみてはいかがでしょうか?

雪止めは外れていませんか?

一般的に雪止め金具は、屋根に締め込むか、釘やビスなどで固定されているかのいずれかです。

そこにアングルと呼ばれるL字型の鉄をはめ込むことで、軒先に雪が行き過ぎないようにせき止める役割をしています。

さらに軒先部分には、雪止めネットを取り付けることで、一階の屋根や、カーポート、人の通り道に落雪が起こらないようにしています。

雪止めの詳細につきましては、以前の記事でご紹介しています。

これらを設置しているお宅でも、100%安心はできません。
以下の点を、ぜひご確認ください。

  • 雪止めネットが、取れ掛かっていませんか?
  • 雪止めアングルは折れていませんか?
  • 雪止め金具は外れていませんか?

全てを確認するのは難しいかもしれませんので、もし違和感を感じる箇所がありましたら、お気軽に当社にご相談下さい。

雨樋に異常はありませんか?

少し分かりづらいですが、上記の写真は、軒先の雨樋に穴が開いてしまっています。

元々の原因は、落ち葉などが溜まり、それが腐り、泥のようになったところが、慢性的に湿った状態を保つために雨樋(鉄)が腐食することで、穴が開いてしまいます。

穴の部分は水が直接滴るため、大きなつららが出来るので危険です。
この状態になってしまったら、応急処置ではなく、交換をオススメします。

「穴は開いていないが落ち葉が溜まっている」場合は、掃除をして取り除いてあげるだけでも効果があります。

続いて、こちらは、軒先の雨樋から地面や側溝に向けて水を排水する縦樋と呼ばれる部材です。

写真のように、一部が潰れている場合は要注意です。
雪解けの水が内部的に凍ってしまい、排水に支障をきたしてしまいます。

うまく排水できずに、軒先の雨樋から溢れてしまったり、そのまま凍って、氷が落下してくる可能性もあるため、大変危険です。

まとめ

「雪止め」と「雨樋」の危険チェックについて、ご紹介させて頂きました。

雪は想像以上の重量をはじめ、様々な危険の可能性を持っています。

事故が起こるのは一瞬です。
起こってから後悔するのではなく、ぜひ、目視などのセルフメンテナンスをおすすめします。

その際、危険な作業はご自身ではなさらず、専門業者に依頼するようにしてください。
(ケガをしては元も子もありません)

当社では、冬に備えた最適なご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。

【注意喚起】屋根修理に関する悪質な訪問業者にはご注意ください

先日、とある記事を目にしました。
内容は「屋根工事(修理)の押し売り営業」に関するものでした。

なかなか酷い内容でしたので、この記事で情報を共有させて頂いた上で、注意喚起させて頂こうと思います。

悪質業者の手口

「近くで工事をしているのでご挨拶に来ました」などと、フレンドリーな感じで訪問してくるようです。

次に、屋根の一部分を指して、「めくれているので、1,000円でいいので直しましょうか?」などと、格安の金額でその場ですぐに終わる工事を勧めてきます。

ここで、修理を依頼してしまうと、悪質業者としてはしめたものです。

屋根に上って格安修理をした後に、「全体的に修理が必要そうです」と、高額な見積もりを提示してきます。

実際に写真を撮ったものを見せてくることもありますが、その業者が故意に破損させた可能性もあることが恐い点です・・。

「保険が適用されます」も100%安心は出来ません

雪害や台風など、自然災害による破損などは、損害保険が適用されることも多々あります。

「保険適用=自費負担が減る」ことですので、保険を使うことは一般的なことですし、悪いことではありません。

しかし、このような業者は契約書の一部に注意書きを施し、適用保険額の数パーセント(35%など)を手数料として徴収する手口があるようです。

当たり前の話ですが、当社を含む正常な業者であれば、施工にかかる金額をご請求させていただくのみですので、手数料を請求するというお門違いなことは行いません。

ご契約の際は、契約書にも目を通されることを強くお勧め致します。

建築板金業者としての考え方

建築板金業界は、良くも悪くも金額などがオープンになっていないため、ある意味では「言い値が通る世界」とも言えてしまうかもしれません。

  • ネットで価格水準を調べる
  • 複数業者に相見積りして比較する

今でこそ、上記のような方法で法外な請求をある程度回避することが出来ますが、一昔前は「信用」によって成り立っていたのが、建築業界だと思います。

当社ではそのような信用を裏切らないためにも「仕事に応じた適切な金額、そして金額以上の水準の仕事をご提供」という誓いのもと、仕事をさせて頂いております。

ですから、一部の悪質な業者のせいで、建築板金業界全般に悪いイメージを持たれてしまうことが残念でなりません。

まとめ

悪質な業者の手口について情報を共有させていただきましたが、ここに書いたことが全てではないと思います。

特に訪問営業などには、お気を付けていただければと思います。

もし、屋根のことでお困りごとがございましたら、お気軽に当社にご相談ください。

【2023年2月中旬の状況】寒の内を過ぎた山形市内は雪による被害報告は昨年よりかなり少ないです

昨年は「大雪」と「日中の気温が上がらない」ことによる雪害が多く発生しました。

今年は、年の初めこそ雪が多かったものの、日中暖かくなる日も多く、適度に降っては程よく溶けてを繰り返しているため、屋根の雪による雪害はあまり発生していません。

そうは言いましても春がくるまで油断できないのが雪国です。

この記事では、あと一ヶ月ちょっとの間に降った雪に対する、ご自身でできる住宅のセルフケアについてお伝えしようと思います。

軒先の雪を落としてあげる

これまで何度かお伝えしておりますが、軒先の雪が日中溶けて、夜に固まってを繰り返すことで、雪庇と呼ばれる張り出しが形成されます。

上の写真はさすがに張り出しが多過ぎますが、この状況は屋根に深刻なダメージを与え、最悪、軒先が折れて落ちてきてしまうことがあります。

そうならないためにも、日中から夕方の少し暖かい時間帯に、長い棒などで突いて雪を落としてあげるだけでも、ダメージを大きく軽減することが出来ます。

ただし、くれぐれも頭上の落雪にご注意ください。

雨樋からの水の流れを確認

特に北側の屋根に多いのですが、雨樋から縦に水が流れ地面に排水する竪樋(たてどい)が凍っていないかを確認してみてください。

これは、竪樋付近の雪が片付いていなかったり、軒樋の中が落ち葉などの堆積物で汚れていたりすることに加え、全く日が当たらないことで、排水されるはずの水が樋の中で凍ってしまうことが原因で発生します。

長期的に見ると、この状況は雨樋へのダメージに繋がりますので、まずは竪樋付近にはあまり雪を置かないようにし、晴れた日などにドライヤーを遠めから当てるなどして氷を溶かして、排水を促してあげてください。

最終的には当社にお尋ねください

雪や氷に対するセルフケアについてご紹介させていただきましたが、やはり最終的には、我々板金業者の力が必要になる場面もあるかと思います。

その際は、お気軽にお問い合わせください。

当社は見積もり、現場確認などは一切費用を頂戴しておりませんので、ご安心ください。

【2023年のご挨拶】今年も雪の多いスタートですが「屋根」や「雨樋」の雪害修理は当社にお任せ下さい

新年明けましておめでとうございます。
本年も建板工業株式会社をよろしくお願い致します。

山形市内の2023年スタートは、2022年の時ほどではないまでも、雪の降る新年となりました。

地域によっては、豪雪に見舞われ、年末年始と雪かきに追われて過ごされた方もいらっしゃるかと思います。

毎年のようにお伝えさせて頂いておりますが、「積雪」と「屋根の雪害」は切っても切れない関係にあります。

雪害が発生するメカニズム

雪が降り、積もり、日中の気温で少し融け、夜中にまた冷やされて固まり、さらに積もりを繰り返すことで、屋根の雪は徐々にせり出し、雪庇(せっぴ)という状態になります。

この状態をさらに放置してしまう事で、屋根が折れたり、雨樋が外れたりといった被害が発生してしまいます。

雪庇を防ぐために

軒先に網状の雪止めネットを装着することで、雪庇をかなり軽減することが出来ます。

ただし、豪雪地帯や雪の多い年などは、ネットに対する負荷が限界を超えてしまう前に、屋根の雪下ろしを行う必要があります。

雪害と向き合う生活

当社では雪害被害を軽減するために、雪止め金具やネットの取り付けを推奨しておりますが、それでも、自然相手のため、雪害を完全に防ぐことは出来ません。

そのため、雪害が発生してしまった際には、対策を講じなかったことを悔やむ前に、元の状態に戻すことを優先して頂きたく思います。

当社では、より迅速に、より最善の手段で修繕・補修を実施させて頂きます。

まとめ

新年のご挨拶としながら、結果的には、毎度恒例の雪害の記事となってしまいました。

山形に住まいしている限り、雪の悩みは尽きません。
当社では、快適な住環境で生活をして頂くために、トラブルや被害に対して、適切に対処させて頂きます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2022年の山形の板金業界について振り返ります

昨年末にも一年を振り返った記事を投稿させて頂きました。

2021年もなかなかの状況でしたが、2022年もさらに激動の一年でした。

施主様、取引先各社様への感謝の気持ちと共に、今年一年を振り返ろうと思いますので、宜しければ最後までお付き合いください。

一にも二にも「物価の上昇」

板金業界のみならず、各家庭はもちろん、経済全体に打撃を与えたのは、円安による物価の上昇でした。

2022年初めには1ドル115円程度だったものが、上がり続け、10月には150円を超えました。

その影響により「材料(屋根)」はもちろん、建築資材、燃料に至るまで、様々な必需品の価格が大幅に上昇しました。

自社による経営努力

物価上昇による負担を施工費用にそのまま上乗せして、取引先様、施主様に提示するなどということは、当社の経営理念に反するため、最大限の自社努力を徹底しました。

作業の精度の再見直し

当社では、普段から、常にフィードバックを繰り返しながら最高水準の精度で仕事を完遂するよう、従業員一同徹底しております。

しかしながら今般、さらなる精度の向上を模索しました。

釘1本、ビス1本に至るまで、作業時の「仕損じ」による無駄をなくすために、講習会を実施し、全員で意識の共有を行いました。

材料の無駄を排除

板金施工において、形状が複雑な屋根などの場合、「材料の不足」や「寸法不足による再発注」という事態が稀に発生します。

そういった事態を防ぐために「大は小を兼ねる」という言葉に甘えて、わずかに余裕をみた発注を行うことがあります。

この部分の「甘え」と「無駄」をもう一度見直し、厳格な採寸と発注による、コストの削減を徹底しました。

経費の見直し

加工作業の時間帯を調整し、事務作業を一部自動化することにより、オフィスや工場における光熱費の削減にも努めました。

移動時の燃料代に関しても、近隣の現場をスケジュールに組むなど「効率」と「削減」を徹底して参りました。

感謝の気持ち

ここまで記述させて頂いたような、自社努力を行っても、物価上昇分の全てを吸収することは、残念ながら出来ませんでした。

その点をご了承下さった、取引先様、施主様には社員一同、感謝しかございません。

やはり、お客様あっての当社だという事を再認識させて頂きました。

まとめ

2022年は、当社のみならず、様々な企業やご家庭が大変な一年だったと思います。

建板工業株式会社は、感謝の気持ちを忘れずに2023年も「最高の施工」をお客様に還元していきたいと思っております。

「屋根」「外壁」「雨樋」などのお悩みは、ぜひ当社にお問い合わせください。

【夏を快適に】板金職人目線で夏の暑さに対抗する便利グッズをお伝えします

以前の記事で、夏の屋根の表面温度は、お肉が焼けるほど熱くなるということをお伝えさせて頂きました。

日々、暑さと戦う板金職人だからこそ、暑さ対策は万全を期します。

この記事では、ご家庭でのガーデニングや、キャンプなどにも使える、暑さ対策グッズや便利グッズを職人目線でお伝えしようと思います。

空調服

ここ数年で、現場にも広く普及したのが「空調服」です。
モバイルバッテリーでファンを回し、服全体に風を送ります。

効果の程はと言うと、一度着てしまうと手放せなくなります(笑)

現在、ネットで「空調服」と検索すると高価なものから安価なものまで、数多くの商品が販売されており、どれを買ったらいいか悩んでしまいます。

基本的には、ボルト数が大きいほど風量が強いなどの特徴がありますが、選ぶポイントは、ずばり、安価すぎる物を購入しないことだと思います。

最低でも8,000円以上のものを選ぶことで、長く快適に使うことが出来ると思います。

ちなみに職人の間では、BURTLE(バートル)というブランドが人気があります。

充電式保冷温庫

少々お値段は張りますが、一度購入すれば丈夫で長く使用することが出来ます。

現場では保温機能はあまり使用しませんが、-18℃の保冷から60℃の保温まで幅広い設定が可能です。

電源はコンセントを使用することも可能ですが、18Vのバッテリーでかなり長時間使用することが出来ます。

バッテリーは、ご家庭では必要ないものかもしれませんが、インパクトを始めとして、その他工具に使えるため、日曜大工用に持っていても損はないと思います。

我が家ではキャンプや釣りに行く際に、必ず持っていくアイテムになっています。

アームカバー

こちらは必須中の必須アイテムです。

日焼けを防いでくれるだけでなく、半袖でいられるので快適に仕事が出来ます。

ご家庭でもガーデニングや、運転、ちょっとした外出にも便利だと思います。

オシャレなものなど、様々なアイテムが販売されていますが、ポリエステル素材の吸汗速乾加工がされているものがおすすめです。

水で濡らすことでひんやりし、発汗に伴い乾いていくので、快適さが持続します。

まとめ

今回ご紹介させて頂いたアイテムは、既に広く周知されているので、あまり目新しくはなかったかもしれませんが、我々職人は、様々な対策を取りながら、夏の暑さに対抗し、お客様の屋根を誠心誠意、施工させて頂いております。

屋根は冬の雪下ろしも危険ですが、夏も暑さが危険です。

気になることがあってもご自身で屋根に上がって作業するようなことは、くれぐれも控えて頂ければと思います。

お困りごとがありましたら、お気軽に当社にお問い合わせください。

【職人の道具をご紹介】釘を打つだけではない「板金ハンマー」について

今回で3回目となる「職人の道具をご紹介」の記事ですが、前2回と合わせた三工具が、板金職人のメインとなる三種の神器と言っても過言ではありません。

ハサミ

ツカミ

今回の記事では「板金ハンマー」についてご紹介します。

タイトルにもある通り、板金職人は「釘を打つ」ことはもちろん、それ以外の作業の際にもハンマー用いて、器用に使いこなしていきます。

腕の見せ所とも言えるハンマーの使い方をご覧いただけたら幸いです。

板金ハンマーとは

「株式会社盛光」様ホームページより引用

一般的に、ハンマー・金槌・トンカチと言うと、両側が丸くなっていて、平らな面で釘などを打ち付ける形状をイメージされるかと思います。

板金ハンマーは基本的に、両側の形状が異なります。
特徴としては片側が先細った形状になっています。

これらを使い分けて、細かい加工などを行います。

ハンマーテクニックをご紹介

上記動画は、当社代表取締役である柴田が、折板ラジアル用のケラバ包みを加工している様子です。

折板ラジアルとは以下のようなR状の屋根を指します。

ケラバ包みとは、その両端面の化粧目隠しとお考え下さい。

動画では、細かくハンマーやそれ以外の工具を使い分けています。

真っすぐな鉄板を思い通りのR形状に変形させるためには、豊富な経験と、絶妙な力加減が要求されるため、見た目以上に高度な技術力を要します。

使い方のコツとしましては、細かい作業の場合はハンマーを短く持ち、力を加減しながら使用し、長い釘などを打ち込む場合は、なるべく柄の方を持ち、手を打たないように気を付けながら、力強く打ち込むことで精度が上がります。

電動工具の「ハンマー」

カラー釘用

だいぶ年季の入った工具の画像ですが、「ポケガン」という愛称で呼ばれています。
主に、短い釘用に使います。

板金仕事において、屋根などの色に合わせたカラー釘を使用する機会がよくあります。

その際、通常のハンマーで打ち付けると、釘頭の塗装が剥がれてしまう事があります。

ポケガンを使用すると、その心配が無い上に作業効率も上がるため、欠かすことの出来ないアイテムとなっています。

長めの釘用

こちらは、特に愛称などはありませんが「エア釘打ち機」という名称です。

ポケガンと比較して、さらに長い釘などに使用します。

屋根材を木の下地に打ち付ける際に使用するものですが、手で使用するハンマーよりもはるかに作業効率がアップします。

ビス打ち用

その他にも、ビスを打つための「高圧エアビス打ち機」というものもあります。

このように板金業界では、作業の速さや仕事の内容によって、どんどん電動工具を取り入れる傾向にあります。

まとめ

板金職人の三種の神器の1つ「ハンマー」についてご紹介しました。

電動工具の便利さもご紹介しましたが、この先、工具が如何に進化したとしても、手で使用する板金ハンマーが無くなることはないと思います。

それほどに、板金職人には機械には不可能な繊細さと臨機応変さが要求されます。

当社の職人は、手前味噌ですが、どこに出しても恥ずかしくないプロ集団です。

経験と技術力は間違いなく保証いたしますので、屋根・外壁・雨樋に関する、お困りごとや悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡をお待ちしております。

【職人の道具をご紹介】一般には馴染みのない道具ですが、板金には必要な「ツカミ(掴み)」について

以前の記事で、板金職人が使うハサミについてご紹介しました。

ハサミと言えば、どなたでも形の想像が付くと思いますし、板金工具として使うのであれば鉄板を切るんだろうなとイメージが湧きやすいかと思います。

今回はハサミと同等くらいに重要な板金工具である「ツカミ」についてご紹介します。

名前からは形状が想像しづらい、一般にはあまり馴染みのないものではありますが、本記事の最後では、ご家庭での簡単な板金補修時の使い方などもご紹介させて頂きますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

ツカミとは

「株式会社盛光」様ホームページより引用

上記画像の通り、様々なサイズラインナップがある「ツカミ」ですが、掴箸(つかみはし)などと呼ばれることもあります。

また、上記は先端が丸くなっていますが、平掴みと呼ばれる、先端が真っすぐな形状のものも存在します。

名前にある通り、鉄板を掴むために存在する道具ではありますが、使い道は様々で、本当に優秀な板金工具です。

「ツカミ」の使い方

まず、大前提として、建築板金で扱う鉄板の厚さは0.35mm程度のものから、厚くても0.8mm程度のものを使用します。

1mmにも満たない厚さの鉄板ですが、手で曲げたり、綺麗に折り目を付けたりすることはまず不可能なほど硬いです。

この点を補ってくれる道具が「ツカミ」です。

曲げる

建築板金に置いて「鉄板を曲げる」と言う作業は、全行程の中でもかなりの割合を占めるほど、登場します。

また、大きく長く曲げる箇所や、小さく少しだけ曲げる箇所など、多くのシチュエーションが存在します。

これらに対応するために「ツカミ」は様々な形状やサイズがある訳です。

合わせる

「合わせる」という言い方をしてしまうと、少し語弊があるかもしれませんが「鉄板同士をくっつける」作業時にもツカミが大活躍します。

というのも、屋根などを施工する際、鉄板の重なる部分は、水が浸入しづらい形に鉄板同士をくっるけるのが一般的です。

強力なノリのようなものや、ボルトなどで固定することもありますが、その場合も基本的には鉄板同士を合わせます。

つぶす

「曲げる」「合わせる」などの工程の後、最後にその部分をつぶす作業があります。

「潰す」と言うと悪いことのように聞こえるかもしれませんが、水の浸入を防いだり、施工箇所を長持ちさせるための大切な工程です。

このように「ツカミ」という道具には、たくさんの使い方が存在します。

電動工具の「ツカミ」

エアーベンダーと呼ばれる電動工具は、ツカミの役割を電動で行ってくれる優れものです。

ここまでご紹介した実際に手で使用するツカミと比較して、以下のようなメリットがあります。

  • 仕上がりが綺麗
  • 作業スピードが速い
  • 強力なので、厚さのある鉄板にも向いている

その他にも、ヘッドを交換することで、様々なタイプの屋根形状に対応し、使用することができます。

良いこと尽くめのエアーベンダーですが、狭い箇所や、細かい作業は、やはり人力に軍配が上がります。

我々板金職人は、これらの工具を適材適所で使い分け、お客様の屋根を最適に施工させて頂いております。

ご家庭での「ツカミ」の使用方法

雪害などによって、曲がったり、外れてしまった雨樋の簡単な補修に、ツカミは最適です。

縦樋(屋根から雨水を地面に向かって流す縦に伸びる雨樋)が外れてしまった箇所などを、もう一度はめ直し、ツカミで軽く挿し口を締めてあげることで、ご自身でも補修できてしまう場合があります。

補修する場合は、金属製の雨樋に限りますし、必ずしも補修できるわけではありません。

もし、ご自身の手に負えないような箇所の修理は、ぜひ、当社にお任せください。

2021年~2022年にかけて、山形は稀に見る大雪に見舞われました。
多くの住宅の屋根で被害に遭われた報告を耳にします。

そのような方々が安心して住まうことの出来るよう、全力で、施工・修理を実施させて頂きます。

山形の大雪による「雪害」や「軒折れ」でお困りの方へ

昨年末から今年、2022年にかけて山形では、記録的な大雪となりました。

山形市内では平年の4倍もの積雪を観測しており、10年ぶりに積雪量が80cm超える大雪に見舞われました。

当社にも、大雪による「雪害」や「軒折れ」の被害に遭われた方から、多数お問合わせを頂戴している状況でございます。

この記事では、屋根の被害に遭われてしまった方向けに、業者選びの参考としていただける内容を記載させて頂きます。

「軒折れ」の被害について

「軒折れ」とは、その名の通り、雪の重みに耐えきれなくなった軒先が、折れてしまう事です。

寒い日が続いた今年は、屋根に積もった雪がなかなか溶けず、水分によって、どんどん重くなってしまったことで、このような「軒折れ」が多発しています。

写真をご覧いただくと分かる通り、軒先だけでなく、窓が割れるなど、その被害は甚大です。

屋根のことはプロである板金工事店へ

被害に遭われた方は、まず「誰に修理を依頼すればいいか」悩まれると思います。

リフォーム会社や、塗装業者に依頼するのも、手段の一つだと思います。

しかし、軒折れ等の雪害の修理では欠かせない大切なことがふたつあります。

  • 迅速な対応
  • 既存家屋へのダメージの軽減

これらの要素を加味して、当社では、まず最優先に応急処置を施し、既存の家屋を守ります。

ブルーシートをただ被せるだけではなく、板金工事店ならではの観点で、水の進入を防ぐ的確な養生を行います。

お困りの方は、お見積り時に費用は一切発生しませんので、まずはお問合わせ下さい。

「適切価格のお見積り」と「雪害保険にも対応」

雪害の修理に掛かる費用に対して、住宅の火災保険で補償されるか、というもの重要なポイントのひとつだと思います。

保険の適用に関しては、昨今、様々な問題があります。

そのひとつが「高額な見積もり」と「不要な(施工・設備)内容」によって、保険が適用されない、という事態です。

その点でも当社は、山形県知事許可のもと、板金工事業を営ませて頂いておりますので、ご安心頂けます。

必要な修理箇所に対して、適切な価格でお見積りさせて頂きます。

まとめ

近年稀にみる大雪の影響で「雪害」や「軒折れ」の被害に遭われた方に対し、当社で出来る事は、可能な限り迅速に対応し、1日でも早く、安心して住まうことの出来る屋根に修理することと考えております。

お困りの方は、板金工事のプロである、建板工業株式会社にお問合わせください。

【職人の道具をご紹介】板金工具の要!「ハサミ(鋏)」について

板金職人である我々は「屋根」「外壁」「雨樋」などの施工時に、様々な工具を使用します。

全てをご紹介するとキリがありませんので、この記事では、重要な「ハサミ」についてご紹介させて頂きます。

昔ながらの「ハサミ」から、進化した「電動工具」まで、メリットなども踏まえて、記載しますので、宜しければ最後までご覧ください。

板金職人とは

板金職人の腕の見せ所と言っても過言ではない仕事の一つが、ハサミによる作業です。

薄い鉄板を思い通りの形状に切断して、施工出来るかどうかは、住宅の屋根の寿命に直結するほど重要です。

家庭で使用する、文具ハサミやキッチンバサミなどとは、力の加減や持ち方も全く異なる、工具独特のくせがあります。

そのため、我々職人は日々鍛錬を欠かしません。

「柳刃」ハサミ

「やなぎば」という読み方をするハサミですが、職人は愛着を込めて「やなぎっぱ」などと呼ぶこともあります。

こちらのハサミは、言い換えると「万能ハサミ」です。

あらゆる箇所の切断に使用します。

高価な物から、比較的安価なものまで市場にはありますが、鉄素材のみのものは、経年劣化で曲がりが生じてしまいがちです。

そのため、近年は「ハイス鋼」と呼ばれる、非常に硬い鉄鋼材料を使用したハサミが主流となってきています。

板金職人の第一歩は、この「柳刃を自在に使えるようになること」と言ってもいいほどです。

では、柳刃さえあればいいかと言うと、そうではないところが、板金工具の奥が深いところです。

「エグリ」ハサミ

柳刃と比較して、刃が小さいこちらのハサミは「エグリ」と呼ばれています。

何やら物騒な名前ではありますが、細工切断が得意です。

特に、2~7cm(20~70Φ)程度の直径の円の切断時に大活躍します。

具体的な施工箇所は、雨樋の落とし口や、壁の配管が通る部分となります。

最終的には、人目に付かない切断箇所ではありますが、当社では、見える見えないに関わらず、一切手を抜かずに施工させて頂いております。

「縦切」ハサミ

「たてきり」というこちらのハサミは、長い直線の切断を得意としています。

鉄板の直線切断は、真っすぐに切ることは当然ですが、力加減がとても大切です。

力加減を誤ると、鉄板がうねって波状に見えてしまい、不格好になってしまいます。

どのハサミも日々の鍛錬と積み重ねが大切です。

電動工具

先にご紹介した縦切は「長い直線の切断が得意」とお伝えしましたが、人間の握力には限界があるため、切断距離が長いほど難易度が上がります。

そこで活躍するのが「電動シャー」と呼ばれる工具です。

切断精度が抜群であるだけでなく、手作業に比べてスピードが大幅にアップします。

作業効率を考えると、電動工具は今や必須アイテムと言えます。

「手動ハサミ」と「電動工具」の違い

電動工具が便利で、作業効率がいいからと言って、手動のハサミが不要かと言うと、全くそんなことはありません。

細かい作業や、特に見た目が重要な箇所の施工は、ハサミによる手作業が最も優れています。

この先、工具が如何に進化したとしても、手動のハサミがなくなることは無いのではないかと思っています。

まとめ

板金工具の要であるハサミをご紹介しました。

他にも、サイズ違いや、様々な形状・用途のハサミがあります。

それらを適材適所で使いこなすことによって、お客様が安心して暮らすことのできる住宅の「屋根」や「外壁」を施工させて頂いております。

工具を大切にし、鍛錬を欠かさないことも、職人にとっては重要であると考えます。

そのため、手前みそではございますが、当社の職人は皆が一人前と自負しております。

ご自宅の「雪止めの設置」「雨樋の破損」など、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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