【AIと職人の融合】建築板金業の未来を考察します

近年、AI(人工知能)の発展が著しく、さまざまな業界で活用が進んでいます。

製造業や建築業でもAIを導入する動きが見られる中、職人の世界にAIがどのように影響を与えるのか、建築板金業の視点から考察してみたいと思います。

現在のAI活用状況

現状、当社ではChatGPTに質問する程度で、業務にはほとんど活用できていません。

職人の技術が求められる分野では、AIの導入が難しいと考えられがちですが、実際にはどのような活用方法が考えられるのでしょうか。

AIが活用できそうな業務

1. 経理業務

経理全般では、従来の会計ソフトやクラウドサービスを活用して、十分対応できているのですが、以下の項目にAIを活用できるかもしれません。

  • 経費管理の自動化:AIがレシートを読み取り、経費として自動分類
  • 請求書の自動作成:取引履歴をもとに適切な請求書を自動作成
  • 支払い期日の管理:AIが支払いスケジュールを最適化し、リマインドを通知

費用次第ですが、対効果を考えると、とりあえずは現状のままでいいかもしれません。

2. 見積もり作業の支援

建築板金業では、屋根形状や材料の違いにより、見積もりが一律ではありません。
AIがどの程度サポートしてくれるのでしょうか。

  • 過去のデータを活用した自動見積もり:類似案件を学習、概算見積もりを作成
  • 材料コストの自動計算:最新の市場価格を基に最適な材料費を算出
  • 施工時間の予測:過去の作業時間データを基に、施工期間を自動推定

これらを実現するには、自社開発やインフラ整備、カスタマイズなどが必要となるため、コストを考えると従来通り自身で見積もりを行う方が現実的かもしれません。

AIを積極的に活用したい分野

職人の技術が求められる現場作業へのAI導入は、最も大きな課題です。

現在、現場作業は職人の経験と技術に大きく依存しており、完全な自動化は困難ですが、AIを補助的に活用する方法が考えられると思います。

1. AR(拡張現実)とAIによる施工支援

  • 施工手順のガイド:ARグラスを使用し、AIがリアルタイムで作業手順を指示
  • 現場の測定とデータ化:AI搭載のカメラで屋根の形状を計測し、最適な加工指示を生成

2. ドローンとAIの組み合わせ

  • 屋根や外壁の点検:ドローンにAIを搭載し、損傷部分を自動検出
  • 施工エリアの測量:高所作業前にドローンが詳細な測量データを収集し職人に提供

3. ロボットアシストの導入

  • 鋼板の運搬や配置:AI制御のロボットが重い材料を運搬し、職人の負担を軽減
  • 自動ビス打ち機:AIが適切な間隔でビスを打ち込む機械を制御

AIと職人の未来

ここまで書いてきたように、職人の仕事をAIが完全に代替することは難しいですが、補助的な役割を果たすことで業務の効率化が進む可能性があるかもしれません。

  • 職人の負担軽減:AIが測定・計算を担当、職人は施工に集中
  • 技術の継承:熟練職人の作業データをAIに蓄積し、次世代への教育ツールとして活用
  • 施工の安全性向上:AIがリスクを検知し、事故を未然に防止

まとめ

建築板金業におけるAI活用は、経理や見積もり作業の効率化にとどまらず、現場作業の支援にも可能性を秘めています。

特に、AR・ドローン・ロボットとAIを組み合わせることで、職人の負担を軽減しつつ、より高品質な施工が可能になるかもしれません。

今後の技術発展に期待しつつ、職人とAIが共存する未来を模索していきたいと思います。

最終的に技術の発展を、お客様の満足や利益に結びつけていきたいと思います。
屋根・外壁・雨樋などのお悩みは、当社にお尋ねください。

【2025年】新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、物価上昇という逆風の中でも多くの皆様に支えられ、無事に一年を乗り越えることができました。

心より感謝申し上げます。

本年も「お客様ファースト」を掲げ、より良いサービスをご提供できるよう、社員一同全力を尽くしてまいります。

さて、2025年は巳年(みどし)。

蛇のように柔軟でしなやかな対応力を持ちながら、しっかりと地に足をつけた仕事を心がけてまいります。

皆様の「困った」をしっかりと「解決」に結びつけるパートナーであり続けたいと願っております。

また、1月から2月にかけては、例年通り厳しい雪の季節が予想されます。

大雪による屋根の破損や雨樋の不具合が発生することもありますが、その際はどうぞ当社にご相談ください。

迅速かつ丁寧に対応させていただきます。

本年もどうぞ変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
皆様にとって素晴らしい一年となりますように。

建板工業株式会社
代表取締役 柴田健介

金属スクラップの価格推移と今後の見通しについて

2024年も残すところ一ヶ月を切りました。
本格的に雪が降る前に、ぜひ、雪止めの対策をご検討ください。

さて、話は変わりますが、「鉄が高い」という言葉を聞いたことがあると思います。

昨今、世界的な需要の変化や、原材料の不足など、様々な理由から、鉄の買取価格は、上昇している傾向にあります。

そこで、この記事では、過去20年の価格推移や、高騰の理由、今後の見通しなどについて、個人的に調査した情報をもとに考察したいと思います。

過去20年の鉄スクラップ買取の価格推移

金属スクラップ、特に鉄スクラップの買取価格は、この20年で大きな変動を見せました。
以下は、その主な特徴です。

  • 2000年代初頭:鉄スクラップ価格は比較的安定しており、1トンあたり約1~2万円でした。
  • 2008年のリーマンショック前:世界的なインフラ投資の増加により、鉄スクラップ価格が急騰し、ピーク時には4万円を超えることもありました。
  • リーマンショック後:景気後退により需要が減少し、価格が一時的に低下。
  • 2010年代中盤:中国の経済成長とともに価格が回復。特に2016年以降、環境規制強化により中国国内での鉄の生産が抑制され、輸入鉄スクラップへの需要が増加。
  • 2020年代初頭:新型コロナウイルスの影響で一時的に下落しましたが、その後は世界的なインフラ投資やサプライチェーン問題で価格が高騰。2022年には鉄スクラップ価格が東北地方でも1トンあたり6万円近くに達しました。

参考サイト:日本鉄リサイクル工業会

スクラップ価格高騰の理由

鉄スクラップ価格の高騰には、以下のような要因が絡み合っています。

  1. 世界的な需要増加
    発展途上国のインフラ整備や都市化が進む中、鉄鋼需要が急増しています。特にアジアやアフリカでは新規の建築プロジェクトが活発です。
  2. 環境規制とリサイクルの需要拡大
    鉄をリサイクルすることで新規採掘や製錬のエネルギーコストを削減できるため、環境負荷の低減が求められる中でリサイクル材の需要が増えています。
  3. 地政学的リスク
    ロシア・ウクライナ問題や中東の不安定な状況が原材料供給に影響を与えています。このため、安定供給が見込めるスクラップ材の需要が増加しています。
  4. 国内の廃材供給減少
    日本国内では少子高齢化により新築需要が減り、解体される建物も減少し、スクラップの供給量が減少しています。

今後10年の見通しについて

鉄スクラップ市場は、今後も様々な影響を受けると予測されます。
以下にポイントをまとめてみます。

  • 価格の緩やかな上昇
    環境意識の高まりとリサイクルの重要性から、鉄スクラップの需要は引き続き高い水準を保つ見込みです。特にカーボンニュートラル政策の強化により、電炉(リサイクル鉄を主に使用)需要が増加すると予想されます。
  • 再生可能エネルギーの普及
    再生可能エネルギーへの転換が進む中、風力タービンや太陽光パネルの製造に鉄が使用されるため、鉄の需要が引き続き高まるでしょう。
  • 技術革新の影響
    鉄スクラップの加工・選別技術の進化により、リサイクル効率が向上することで、供給量がある程度安定すると考えられます。
  • 国内供給の安定化
    解体ラッシュを迎える時期に入るため、一定量のスクラップ供給が期待されますが、長期的には減少傾向が続くでしょう。

当社で出来ることを考える

金属業界における、スクラップ買取の価格変動は経営に直結する重要な要素です。

価格の動向に敏感であることはもちろん、以下の取り組みが重要であると考えます。

  • 長期的な価格予測を見据えた在庫管理
  • リサイクル技術や新しい流通チャネルの活用
  • 地域コミュニティとの連携による廃材の効率的な回収

まとめ

鉄スクラップ価格は、環境規制や地政学的リスクなど多くの要因に左右されながらも、今後も重要な資源として高値を維持する可能性が高いと推測できます。

東北地方、山形における金属業界のプレイヤーとして、この価格動向を踏まえた戦略的な対応が求められます。

未来を見据え、持続可能なビジネスの構築に向けて取り組んでまいります。

屋根や外壁、雨樋のことでお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

木造住宅におけるガルバリウム鋼板屋根の梅雨対策:雨漏り、湿気、錆びの問題について

梅雨は、木造住宅の屋根にとって、特に重要な時期です。

日本の梅雨は、長期間にわたる持続的な雨と高湿度が特徴で、屋根の健康状態を維持するために特別な注意が必要です。

ここでは、ガルバリウム鋼板の屋根を使用している木造住宅に焦点を当て、雨漏り、湿気、錆びの問題について詳しく説明し、それらの問題に対する対策をご紹介します。

雨漏りの予防と対策

梅雨時期の最大の懸念の一つは雨漏りです。

ガルバリウム鋼板の屋根は耐久性が高いものの、設置の際にわずかな隙間や施工ミスがあると、雨水が侵入しやすくなります。

定期的な点検とメンテナンス

専門業者による屋根の点検を行いましょう。
特に接合部や屋根の縁など、雨水が浸入しやすい箇所を重点的にチェックします。

防水シールの確認と更新

ガルバリウム鋼板の接合部には、防水シールが施されていることもあります。
これらのシールは時間とともに劣化するため、定期的に状態を確認し、必要に応じて再シールを行います。

雨樋の清掃

雨樋に詰まりがあると、雨水が溢れて屋根や壁に浸入するリスクが高まります。
特に落ち葉やゴミがたまりやすい場所は、こまめに掃除をしましょう。

湿気による影響と対策

木造住宅において、湿気は構造材にダメージを与える大きな要因です。

湿気が溜まると、木材が腐食したり、カビが発生するリスクが高まります。

通気性の確保

屋根裏の通気を十分に確保することが重要です。
通気口や換気ファンを適切に配置し、湿気がこもらないようにしましょう。

断熱材の選択

屋根下に設置する断熱材は、湿気を吸収しにくく、通気性のあるものを選ぶことが望ましいです。
これにより、湿気が断熱材に溜まるのを防ぎます。

適切な換気の維持

室内の換気も重要です。
特に梅雨時期は、換気扇やサーキュレーター、除湿器を活用し、湿度を管理しましょう。

錆びの予防と対策

ガルバリウム鋼板は錆びに強い素材ですが、長期間放置すると錆びが発生することがあります。

特に、塩害や酸性雨の影響を受けやすい地域では注意が必要です。

表面の清掃

ガルバリウム鋼板の表面に汚れや異物が付着すると、錆びの原因になることがあります。
定期的に水洗いや拭き掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。

傷の補修

表面に傷がつくと、そこから錆びが進行することがあります。
傷を見つけたら、早めに補修することが重要です。
傷の補修には、専用のタッチアップペイントを使用するのが効果的です。

防錆剤の塗布

屋根全体に防錆剤を塗布することで、錆びの発生を抑えることができます。
特に接合部や縁部分など、錆びやすい箇所には念入りに防錆処理を施しましょう。

梅雨に備える準備

7/4現在、梅雨入りしてしまっているため、備える準備という表現には語弊があるかもしれません。

しかし、以下の点に注意しておくことで、屋根の健康を保ち、大きなトラブルを未然に防ぐことが出来ます。

専門家による点検

自分で点検するのも良いですが、プロの目で詳細なチェックを受けることをお勧めします。
隠れた問題や見落としがちな箇所を見つけ出すことができます。

予防的メンテナンス

問題が発生する前に予防的なメンテナンスを行うことが、長期的なコストを抑えるための鍵です。
特にガルバリウム鋼板の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

まとめ

ガルバリウム鋼板の屋根は、耐久性と美観を兼ね備えた優れた素材ですが、梅雨時期には特有の課題が発生します。

雨漏り、湿気、錆びといった問題に対する適切な対策を講じることで、梅雨の影響を最小限に抑え、木造住宅の快適な住環境を維持することができます。

私たちの専門的な知識と経験を活かし、皆様の屋根を守るお手伝いをさせていただきます。

ご相談や点検のご依頼は、お気軽にお問い合わせください。

【荷上げの様子をご紹介】仕事に優劣はありませんが大型物件は気持ちが引き締まります

本日は、2024年5月6日です。

ゴールデンウィークも最終日ということで、少し寂しい気もしますが、明日からの通常営業に向けて気持ちを切り替えていこうと思います。

さて、当社は建築板金業者でございます。

一般住宅の施工の他に、工場や店舗など、大型物件の屋根工事を施工させていただくこともあります。

この記事では、現場の荷上げ風景を写真付きでご紹介したいと思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。

「荷上げ」とは

我々の仕事場は、お客様の建物の屋根の上です。

屋根材の重量は、使用する鋼板の厚さや、長さによって決まりますが、およそ数kgから、場合によっては100kgを超えるものを複数枚使用します。

材料が比較的軽量の場合には、人力で屋根の上に運ぶこともありますが、写真のような大型物件の場合、クレーンを使用して上げることとなります。

手前の職人がロープを引っ張っていますが、何をしているか分かりますか?

重量物をクレーンで空中に吊り上げた際に、風やアームの移動に影響を受け、材料が左右に大きく揺さぶられます。

それをロープを引っ張ることで、可能な限り制御しています。

足場に激突したり、落下などという最悪の事態にならないために、経験と臨機応変な対応が求められます。

屋根の上にも職人が数名待ち構えており、材料を適所に配置することになります。

一度場所を決めたら、手で動かすということは出来ないため、こちらも慎重を期します。

ここまでの一連の流れを荷上げと言い、最も危険な工程の一つであるため、荷上げが終了すると一先ずホッとします。

現場でしか見ることの出来ない絶景

この様子(景色)を間近で見ることが出来るのは、職人の特権だと思っています。

クレーンの動きや音は、近くにいると本当に迫力があります。

また、見上げた先には、太陽、材料、職人などなど。
コントラストに神々しさすら感じます。

仕事に優劣は無し

タイトルにも書きましたが、当社は仕事に優劣は付けていません。
どの物件も100%の力で施工させて頂いております。

そうは言っても、大型物件は、危険度や危機管理、万が一の事故の甚大さが計り知れないため、自ずと、気が引き締まります。

車の運転に例えると、近所に買い物に行くのと、精密機械を積んで長距離ドライブするのでは、安全運転以外の気の持ち用が異なると思います。

何が言いたいか分からない文章になってしまいましたが、時折、大型物件をこなすことで、気が引き締まるため、いい意味で、日々ちょうどいい緊張感を持って仕事に取り組むことができています。

「慣れ」や「慢心」は事故のもとだと思いますので。

まとめ

大型物件の荷上げ風景をご紹介しました。

これまで当社が大きな事故もなく仕事を続けてこられたのは、従業員一同、材料納入業者様、その他クレーン等の機械業者様など、様々な方々の細心の注意によるご協力があるからこそです。

本当に感謝しています。

これからも、屋根・外壁・雨樋、建築板金のプロフェッショナルである建板工業株式会社をどうぞよろしくお願いいたします。

【メンテナンスの重要性】大切な家の屋根に関する「劣化条件」と「対策」について考えてみます

山形市内を始めとした内陸地方の住宅の屋根の多くは、ガルバリウム鋼板と呼ばれる耐食性の高い(錆びにくい)鉄板にカラー塗装されたものが使われています。

ガルバリウムのカラー鋼板は、コスト面に優れ、メンテナンス性も高く、とても優秀な材料であると言えます。

そんな屋根材ですが、やはり劣化は避けられない課題です。

この記事では、大切な家の大切な屋根を少しでも長持ちさせるために出来るメンテナンス方法と、そもそもの劣化の原因をお伝えしたいと思います。

劣化の条件について

気候条件によるもの

屋外に設置される屋根は、風雨や紫外線などの自然要因に常にさらされます。

特に、湿度の高い環境では錆や腐食が進行しやすくなります。

山形は雪の降る地方ですので、長期間の積雪も劣化を早める要因の一つといえます。

汚れや塩分

大気中の汚れや塩分が付着することで、鋼板の表面に腐食を引き起こす可能性があります。

特に、海岸や工業地域などの環境ではこの問題が顕著です。

雨によって、屋根表面の汚れが流れ落ちるように感じますが、それは誤りです。

雨が降ることで、車の洗車をする必要性がなくなるか?と言うと、答えは「No」ですよね。
むしろ、雨の後は車に水垢や汚れがつくことの方が多いです。

この状態が、屋根にも当てはまるわけです。

損傷や傷

鋼板表面の損傷や傷は、水や酸素が容易に侵入し、鋼板の内部で腐食を促進します。

これはメンテナンス不足が原因となることがありますが対策については後述します。

劣化を遅らせるための対策

定期的な清掃とメンテナンス

定期的な清掃により、汚れや塩分の付着を防ぎます。

また、損傷や傷の早期発見と修復も重要です。
特に、積雪地域では雪の重みによる損傷にも注意が必要です。

目安としては、1年に1回、雪が溶けたタイミングの春に清掃を行うなどのメンテナンスを行うことで、長持ちにつながります。

塗装の施工

ガルバリウム鋼板には耐食性がありますが、追加の保護として塗装を施すことで、長期間の耐久性を確保できます。

定期的な塗り替えを行うことで効果を持続させましょう。

大きな目安としては10年です。

塗装と屋根の交換では、費用に大きな差があります。
そのため、定期的に塗装を行うことは大変重要です。

材料の保証期間を確認

カラー鋼板メーカーは通常使用における鋼板の保証制度を設けている場合があります。

例としては以下が挙げられます。

  • 穴あき保証:原板の穴あき
  • 塗膜保証:塗膜の膨れや剥がれなど
  • 変退色:著しい変色や体色

これらは使用する材料のグレードによって、保証の有無や期間が異なります。

長期保証の材料は初期コストは高くなりますが、長持ちのことを考えると選択肢として考えてもいい事項だと思います。

まとめ

カラー鋼板の屋根材は、適切な管理とメンテナンスが行われれば、長期間にわたって美しい外観と耐久性を保つことができます。

劣化を最小限に抑え、建物の価値を守るために、本記事でご紹介した対策を積極的に実施されることをおすすめします。

当社は、屋根に関するプロフェッショナルです。
お困りごとは、お気軽にご相談ください。

【建築板金業の今と未来】時代に沿った企業としての在り方を考察してみます

3月に入り、春に近づくと思いきや、寒波と雪に戸惑っております。
長期予報では、3月10日以降は暖かくなっていくようなので、春が待ち遠しいです。

さて話は変わり、山形県の建築板金業界は、地域の住宅や商業施設の建設に欠かせない重要な役割を果たしていると思います。

特に近年、山形市を中心に建設ブームが続き、建築板金業者もその需要に応えながら着実に成長しています。

この記事では、山形県の建築板金業界の現状や将来展望、そして時代に沿った当社の在り方について考察しようと思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。

建築板金業界の現状と将来展望

1.住宅着工率の推移

山形県の住宅着工率は近年安定した推移をたどっています。
都市部や地方都市の開発が進み、新たな住宅地の需要が高まっています。

また、災害に対する防災意識の高まりから、耐久性の高い建材への需要も増加しています。
これにより、建築板金業界も安定した需要を見込むことができると予測しています。

2.業者数の変化

建築板金業界の業者数は着実に増加しています。

特に、地域密着型の中小企業が多く、地元の建設プロジェクトに重要な役割を果たしています。

これからも、地元経済の発展に貢献することが期待されると考えています。

当社がお客様のために出来ること

1.地域密着型の営業戦略の構築

当社では、地域社会とのつながりを重視することが重要であると考えています。

地域の建設会社や工務店とのパートナーシップを築き、地元のニーズに応えることが、最終的にユーザー様、一人一人のご満足に繋がると信じています。

また、地域のイベントやコミュニティ活動への積極的な参加も行っていこうと思っております。

2.技術力の向上と品質の維持

大切な住宅や店舗の屋根に携わる建築板金業者は、高度な技術力を持つことが求められます。

顧客は耐久性やデザイン性に優れた製品を求めていますので、常に技術力の向上に努めることが重要と考えています。

品質の維持と向上を徹底し続けることこそが、お客様の信頼につながると思っております。

3.オンラインプレゼンスの強化

インターネットの普及により、顧客は製品やサービスについての情報をオンラインで検索することが一般的になっています。

当社では、ウェブサイトやSNSなどのオンラインプレゼンスを今よりさらに強化し、自社の特長や実績を積極的に発信してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

結論

山形県の建築板金業界は、安定した需要と地域の発展に支えられながら着実に成長しています。

地域密着型の営業戦略の構築や、技術力の向上、オンラインプレゼンスの強化などを行い、さらなる顧客満足度の高いサービスを行うことをお約束いたします。

屋根、壁、外壁のことでお困りごとがありましたら建板工業株式会社にお任せください。

【クチコミをお願いいたします】お客様の声をもとに当社は、より良いサービスをご提供させていただきます

早いもので2024年も、すでにひと月が過ぎ、2月になってしまいました。
今年は暖冬との前情報通り、山形では雪がほとんど降らない日が続いています。

雪の被害(雪害や事故など)がないことを嬉しく思います。

さて、話は変わりますが、タイトルの通り、この記事では、当社と直接的または間接的にお取引いただいたお客様に、クチコミ評価をお願いさせていただこうと思います。

大前提として

当社では、当然のこととして、お客様にご満足いただける仕事を日頃から考え、実施しております。

しかしながら、我々が内部的に考え、行動するだけでは、見落としや漏れが発生しないとは言えません。

大企業を例に挙げると、2021年3月1日に施行された改正会社法によって、社外取締役を置くことが義務化されました。

意図(目的)としては、社内情勢に左右されず客観的な視点から企業の経営向上を行うこととされています。と島耕作で読みました(笑)

当社の場合は、経営的なものというよりも、サービス面での向上を主と考えています。

そのために必要なのは「お客様の声」であり、最も効果的な手段として考えられるのが、Googleのクチコミです。

Googleのクチコミとは

Googleで「建板工業株式会社」と検索していただくと、パソコン・スマホ問わず、上の画像の右側のような表示が現れると思います。

これは、当社のホームページとは異なる、Googleが作成した(してくれた)ビジネスページになります。

身近な例としては、飲食店などを調べる際に、こちらのクチコミ評価を参考にすることがあるかと思います。

クチコミの投稿の方法

パソコンで閲覧されている方は、上のQRコードをスマホで読み取ってアクセスしてください。

スマホで見ている方は、「クチコミを書く」ボタンをクリックしてください。

アクセスしていただくと、以下のような表示が出てきます。

黒く塗りつぶしている箇所には、ご自身のGoogleアカウント名が表示されていると思います。

  • 評価:星1〜5の5段階評価をお選びいただけます。
    (忖度なしでご評価ください)
  • コメント:低評価の場合は特にコメントをご記入いただけたら幸いです。
    (星のみでは改善点が把握しづらいためお願いいたします)
  • 写真:高評価・低評価問わず、写真を添付することも出来ます。

なお、念の為記述させていただきますが、お取引のないお客様はクチコミ投稿をお控えくださいますようお願いいたします。

まとめ

今回はクチコミ評価のお願いをさせていただきました。

当社では、お客様からのフィードバックをもとに、さらなるサービス向上に努めさせていただきます。

また、クチコミに関しましては、施主様に限らず、取引業者様目線でも評価を頂戴できたら幸いでございます。

最後に、屋根・壁・雨樋のことでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

【2024年新年のご挨拶】新たな機械の導入により辰の如くの勢いで飛躍の年になるよう精進致します

年が明けて、早8日が過ぎてしまいましたが、明けましておめでとうございます。
本年も建板工業株式会社をどうぞよろしくお願い致します。

さて、既にタイトルにも書きました通り、当社では新たな機械を導入し、さらなる生産性の向上を実現致しました。

本記事では、その様子と効果をご紹介させて頂き、ユーザビリティの向上をお約束するとともに、新年のご挨拶とさせて頂きたく存じます。

TOYOTA L&F Rinovaを導入

画像のような「電動フォークリフト」を導入しました。

TOYOTAの特設サイトを見ると、4機種がラインナップされていますが、当社では操作性はもちろんのこと、安全性を考慮して防爆タイプというものを購入しました。

充電式のバッテリーで駆動するため、動作音も静かで、夜間の作業でも近隣の方に迷惑を掛けることはありません。

このRinovaが工場内を隅々まで移動できるように、従来の機械の配置を全て見直しました。
それによって、計り知れないほど生産性が向上しました。

「運ぶ負担」が劇的に軽減

導入の最も大きな理由は「材料の重さ」にあります。
我々が使用する屋根材(鋼板)は、主に0.35mm〜0.8mm程度の厚さの鉄です。

数字だけ見れば、1mmにも満たないですが、これが非常に重いです。

これまでは、仕入れ業者から納入された材料を、パレットから、切断機や折り曲げ機の場所まで運び、加工後には、現場に持ち込むためのトラックに積み込むために運ぶ。ということを全て手作業で行っていました。

一枚や二枚ならいいですが、数十枚、数百枚ともなると、相当の時間が割かれていました。

効果は時間の短縮だけではありませんでした。

職人たちの身体的な負担の軽減に加え、「加工」という作業に100%集中できるようになったため、これまで以上に精度が向上しました。

「高低差がない」ことのメリット

切断機や折り曲げ機の加工部分は、地上高約1mの位置にあります。

これまでの手作業では、加工後に床に直置きしたパレットに材料を一旦置き、梱包・養生を行う流れでした。

この作業を、待ち構えたRinovaによって、ほぼフラットな環境でシームレスに行えるというのは、身体的な負担はもちろん、加工品の小さい傷の減少という観点から見ても、メリットしかありませんでした。

まとめ

ここまでお伝えしました通り、TOYOTAのRinovaを導入したことで、当社の生産性は飛躍的に向上しました。

それによって、これまでのキャパシティを超える案件対応を、これまで以上の精度で実現できるようになりました。

当社では、お客様ファーストの精神で、今後も仕事をさせて頂きます。
屋根・壁など、住宅の板金建築のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

【もうすぐ雪の季節が到来します】おうちの屋根、冬の準備は大丈夫ですか?

早いもので、11月も半ばに差し掛かろうとしています。
一日ごとに、日が短くなっています。

まだ冬を感じさせる寒さではありませんが、着実に気温も下がってきています。

今年は暖冬かも?という話もありますが、どうなのでしょう・・。

屋根や雨樋にとって「雪」や「寒さ」は天敵です。
この機会にご自宅の屋根が、万全に冬を迎えられるかチェックされてみてはいかがでしょうか?

雪止めは外れていませんか?

一般的に雪止め金具は、屋根に締め込むか、釘やビスなどで固定されているかのいずれかです。

そこにアングルと呼ばれるL字型の鉄をはめ込むことで、軒先に雪が行き過ぎないようにせき止める役割をしています。

さらに軒先部分には、雪止めネットを取り付けることで、一階の屋根や、カーポート、人の通り道に落雪が起こらないようにしています。

雪止めの詳細につきましては、以前の記事でご紹介しています。

これらを設置しているお宅でも、100%安心はできません。
以下の点を、ぜひご確認ください。

  • 雪止めネットが、取れ掛かっていませんか?
  • 雪止めアングルは折れていませんか?
  • 雪止め金具は外れていませんか?

全てを確認するのは難しいかもしれませんので、もし違和感を感じる箇所がありましたら、お気軽に当社にご相談下さい。

雨樋に異常はありませんか?

少し分かりづらいですが、上記の写真は、軒先の雨樋に穴が開いてしまっています。

元々の原因は、落ち葉などが溜まり、それが腐り、泥のようになったところが、慢性的に湿った状態を保つために雨樋(鉄)が腐食することで、穴が開いてしまいます。

穴の部分は水が直接滴るため、大きなつららが出来るので危険です。
この状態になってしまったら、応急処置ではなく、交換をオススメします。

「穴は開いていないが落ち葉が溜まっている」場合は、掃除をして取り除いてあげるだけでも効果があります。

続いて、こちらは、軒先の雨樋から地面や側溝に向けて水を排水する縦樋と呼ばれる部材です。

写真のように、一部が潰れている場合は要注意です。
雪解けの水が内部的に凍ってしまい、排水に支障をきたしてしまいます。

うまく排水できずに、軒先の雨樋から溢れてしまったり、そのまま凍って、氷が落下してくる可能性もあるため、大変危険です。

まとめ

「雪止め」と「雨樋」の危険チェックについて、ご紹介させて頂きました。

雪は想像以上の重量をはじめ、様々な危険の可能性を持っています。

事故が起こるのは一瞬です。
起こってから後悔するのではなく、ぜひ、目視などのセルフメンテナンスをおすすめします。

その際、危険な作業はご自身ではなさらず、専門業者に依頼するようにしてください。
(ケガをしては元も子もありません)

当社では、冬に備えた最適なご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。

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