【メンテナンスの重要性】大切な家の屋根に関する「劣化条件」と「対策」について考えてみます

山形市内を始めとした内陸地方の住宅の屋根の多くは、ガルバリウム鋼板と呼ばれる耐食性の高い(錆びにくい)鉄板にカラー塗装されたものが使われています。

ガルバリウムのカラー鋼板は、コスト面に優れ、メンテナンス性も高く、とても優秀な材料であると言えます。

そんな屋根材ですが、やはり劣化は避けられない課題です。

この記事では、大切な家の大切な屋根を少しでも長持ちさせるために出来るメンテナンス方法と、そもそもの劣化の原因をお伝えしたいと思います。

劣化の条件について

気候条件によるもの

屋外に設置される屋根は、風雨や紫外線などの自然要因に常にさらされます。

特に、湿度の高い環境では錆や腐食が進行しやすくなります。

山形は雪の降る地方ですので、長期間の積雪も劣化を早める要因の一つといえます。

汚れや塩分

大気中の汚れや塩分が付着することで、鋼板の表面に腐食を引き起こす可能性があります。

特に、海岸や工業地域などの環境ではこの問題が顕著です。

雨によって、屋根表面の汚れが流れ落ちるように感じますが、それは誤りです。

雨が降ることで、車の洗車をする必要性がなくなるか?と言うと、答えは「No」ですよね。
むしろ、雨の後は車に水垢や汚れがつくことの方が多いです。

この状態が、屋根にも当てはまるわけです。

損傷や傷

鋼板表面の損傷や傷は、水や酸素が容易に侵入し、鋼板の内部で腐食を促進します。

これはメンテナンス不足が原因となることがありますが対策については後述します。

劣化を遅らせるための対策

定期的な清掃とメンテナンス

定期的な清掃により、汚れや塩分の付着を防ぎます。

また、損傷や傷の早期発見と修復も重要です。
特に、積雪地域では雪の重みによる損傷にも注意が必要です。

目安としては、1年に1回、雪が溶けたタイミングの春に清掃を行うなどのメンテナンスを行うことで、長持ちにつながります。

塗装の施工

ガルバリウム鋼板には耐食性がありますが、追加の保護として塗装を施すことで、長期間の耐久性を確保できます。

定期的な塗り替えを行うことで効果を持続させましょう。

大きな目安としては10年です。

塗装と屋根の交換では、費用に大きな差があります。
そのため、定期的に塗装を行うことは大変重要です。

材料の保証期間を確認

カラー鋼板メーカーは通常使用における鋼板の保証制度を設けている場合があります。

例としては以下が挙げられます。

  • 穴あき保証:原板の穴あき
  • 塗膜保証:塗膜の膨れや剥がれなど
  • 変退色:著しい変色や体色

これらは使用する材料のグレードによって、保証の有無や期間が異なります。

長期保証の材料は初期コストは高くなりますが、長持ちのことを考えると選択肢として考えてもいい事項だと思います。

まとめ

カラー鋼板の屋根材は、適切な管理とメンテナンスが行われれば、長期間にわたって美しい外観と耐久性を保つことができます。

劣化を最小限に抑え、建物の価値を守るために、本記事でご紹介した対策を積極的に実施されることをおすすめします。

当社は、屋根に関するプロフェッショナルです。
お困りごとは、お気軽にご相談ください。

【建築板金業の今と未来】時代に沿った企業としての在り方を考察してみます

3月に入り、春に近づくと思いきや、寒波と雪に戸惑っております。
長期予報では、3月10日以降は暖かくなっていくようなので、春が待ち遠しいです。

さて話は変わり、山形県の建築板金業界は、地域の住宅や商業施設の建設に欠かせない重要な役割を果たしていると思います。

特に近年、山形市を中心に建設ブームが続き、建築板金業者もその需要に応えながら着実に成長しています。

この記事では、山形県の建築板金業界の現状や将来展望、そして時代に沿った当社の在り方について考察しようと思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。

建築板金業界の現状と将来展望

1.住宅着工率の推移

山形県の住宅着工率は近年安定した推移をたどっています。
都市部や地方都市の開発が進み、新たな住宅地の需要が高まっています。

また、災害に対する防災意識の高まりから、耐久性の高い建材への需要も増加しています。
これにより、建築板金業界も安定した需要を見込むことができると予測しています。

2.業者数の変化

建築板金業界の業者数は着実に増加しています。

特に、地域密着型の中小企業が多く、地元の建設プロジェクトに重要な役割を果たしています。

これからも、地元経済の発展に貢献することが期待されると考えています。

当社がお客様のために出来ること

1.地域密着型の営業戦略の構築

当社では、地域社会とのつながりを重視することが重要であると考えています。

地域の建設会社や工務店とのパートナーシップを築き、地元のニーズに応えることが、最終的にユーザー様、一人一人のご満足に繋がると信じています。

また、地域のイベントやコミュニティ活動への積極的な参加も行っていこうと思っております。

2.技術力の向上と品質の維持

大切な住宅や店舗の屋根に携わる建築板金業者は、高度な技術力を持つことが求められます。

顧客は耐久性やデザイン性に優れた製品を求めていますので、常に技術力の向上に努めることが重要と考えています。

品質の維持と向上を徹底し続けることこそが、お客様の信頼につながると思っております。

3.オンラインプレゼンスの強化

インターネットの普及により、顧客は製品やサービスについての情報をオンラインで検索することが一般的になっています。

当社では、ウェブサイトやSNSなどのオンラインプレゼンスを今よりさらに強化し、自社の特長や実績を積極的に発信してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

結論

山形県の建築板金業界は、安定した需要と地域の発展に支えられながら着実に成長しています。

地域密着型の営業戦略の構築や、技術力の向上、オンラインプレゼンスの強化などを行い、さらなる顧客満足度の高いサービスを行うことをお約束いたします。

屋根、壁、外壁のことでお困りごとがありましたら建板工業株式会社にお任せください。

【クチコミをお願いいたします】お客様の声をもとに当社は、より良いサービスをご提供させていただきます

早いもので2024年も、すでにひと月が過ぎ、2月になってしまいました。
今年は暖冬との前情報通り、山形では雪がほとんど降らない日が続いています。

雪の被害(雪害や事故など)がないことを嬉しく思います。

さて、話は変わりますが、タイトルの通り、この記事では、当社と直接的または間接的にお取引いただいたお客様に、クチコミ評価をお願いさせていただこうと思います。

大前提として

当社では、当然のこととして、お客様にご満足いただける仕事を日頃から考え、実施しております。

しかしながら、我々が内部的に考え、行動するだけでは、見落としや漏れが発生しないとは言えません。

大企業を例に挙げると、2021年3月1日に施行された改正会社法によって、社外取締役を置くことが義務化されました。

意図(目的)としては、社内情勢に左右されず客観的な視点から企業の経営向上を行うこととされています。と島耕作で読みました(笑)

当社の場合は、経営的なものというよりも、サービス面での向上を主と考えています。

そのために必要なのは「お客様の声」であり、最も効果的な手段として考えられるのが、Googleのクチコミです。

Googleのクチコミとは

Googleで「建板工業株式会社」と検索していただくと、パソコン・スマホ問わず、上の画像の右側のような表示が現れると思います。

これは、当社のホームページとは異なる、Googleが作成した(してくれた)ビジネスページになります。

身近な例としては、飲食店などを調べる際に、こちらのクチコミ評価を参考にすることがあるかと思います。

クチコミの投稿の方法

パソコンで閲覧されている方は、上のQRコードをスマホで読み取ってアクセスしてください。

スマホで見ている方は、「クチコミを書く」ボタンをクリックしてください。

アクセスしていただくと、以下のような表示が出てきます。

黒く塗りつぶしている箇所には、ご自身のGoogleアカウント名が表示されていると思います。

  • 評価:星1〜5の5段階評価をお選びいただけます。
    (忖度なしでご評価ください)
  • コメント:低評価の場合は特にコメントをご記入いただけたら幸いです。
    (星のみでは改善点が把握しづらいためお願いいたします)
  • 写真:高評価・低評価問わず、写真を添付することも出来ます。

なお、念の為記述させていただきますが、お取引のないお客様はクチコミ投稿をお控えくださいますようお願いいたします。

まとめ

今回はクチコミ評価のお願いをさせていただきました。

当社では、お客様からのフィードバックをもとに、さらなるサービス向上に努めさせていただきます。

また、クチコミに関しましては、施主様に限らず、取引業者様目線でも評価を頂戴できたら幸いでございます。

最後に、屋根・壁・雨樋のことでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

【2024年新年のご挨拶】新たな機械の導入により辰の如くの勢いで飛躍の年になるよう精進致します

年が明けて、早8日が過ぎてしまいましたが、明けましておめでとうございます。
本年も建板工業株式会社をどうぞよろしくお願い致します。

さて、既にタイトルにも書きました通り、当社では新たな機械を導入し、さらなる生産性の向上を実現致しました。

本記事では、その様子と効果をご紹介させて頂き、ユーザビリティの向上をお約束するとともに、新年のご挨拶とさせて頂きたく存じます。

TOYOTA L&F Rinovaを導入

画像のような「電動フォークリフト」を導入しました。

TOYOTAの特設サイトを見ると、4機種がラインナップされていますが、当社では操作性はもちろんのこと、安全性を考慮して防爆タイプというものを購入しました。

充電式のバッテリーで駆動するため、動作音も静かで、夜間の作業でも近隣の方に迷惑を掛けることはありません。

このRinovaが工場内を隅々まで移動できるように、従来の機械の配置を全て見直しました。
それによって、計り知れないほど生産性が向上しました。

「運ぶ負担」が劇的に軽減

導入の最も大きな理由は「材料の重さ」にあります。
我々が使用する屋根材(鋼板)は、主に0.35mm〜0.8mm程度の厚さの鉄です。

数字だけ見れば、1mmにも満たないですが、これが非常に重いです。

これまでは、仕入れ業者から納入された材料を、パレットから、切断機や折り曲げ機の場所まで運び、加工後には、現場に持ち込むためのトラックに積み込むために運ぶ。ということを全て手作業で行っていました。

一枚や二枚ならいいですが、数十枚、数百枚ともなると、相当の時間が割かれていました。

効果は時間の短縮だけではありませんでした。

職人たちの身体的な負担の軽減に加え、「加工」という作業に100%集中できるようになったため、これまで以上に精度が向上しました。

「高低差がない」ことのメリット

切断機や折り曲げ機の加工部分は、地上高約1mの位置にあります。

これまでの手作業では、加工後に床に直置きしたパレットに材料を一旦置き、梱包・養生を行う流れでした。

この作業を、待ち構えたRinovaによって、ほぼフラットな環境でシームレスに行えるというのは、身体的な負担はもちろん、加工品の小さい傷の減少という観点から見ても、メリットしかありませんでした。

まとめ

ここまでお伝えしました通り、TOYOTAのRinovaを導入したことで、当社の生産性は飛躍的に向上しました。

それによって、これまでのキャパシティを超える案件対応を、これまで以上の精度で実現できるようになりました。

当社では、お客様ファーストの精神で、今後も仕事をさせて頂きます。
屋根・壁など、住宅の板金建築のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

【もうすぐ雪の季節が到来します】おうちの屋根、冬の準備は大丈夫ですか?

早いもので、11月も半ばに差し掛かろうとしています。
一日ごとに、日が短くなっています。

まだ冬を感じさせる寒さではありませんが、着実に気温も下がってきています。

今年は暖冬かも?という話もありますが、どうなのでしょう・・。

屋根や雨樋にとって「雪」や「寒さ」は天敵です。
この機会にご自宅の屋根が、万全に冬を迎えられるかチェックされてみてはいかがでしょうか?

雪止めは外れていませんか?

一般的に雪止め金具は、屋根に締め込むか、釘やビスなどで固定されているかのいずれかです。

そこにアングルと呼ばれるL字型の鉄をはめ込むことで、軒先に雪が行き過ぎないようにせき止める役割をしています。

さらに軒先部分には、雪止めネットを取り付けることで、一階の屋根や、カーポート、人の通り道に落雪が起こらないようにしています。

雪止めの詳細につきましては、以前の記事でご紹介しています。

これらを設置しているお宅でも、100%安心はできません。
以下の点を、ぜひご確認ください。

  • 雪止めネットが、取れ掛かっていませんか?
  • 雪止めアングルは折れていませんか?
  • 雪止め金具は外れていませんか?

全てを確認するのは難しいかもしれませんので、もし違和感を感じる箇所がありましたら、お気軽に当社にご相談下さい。

雨樋に異常はありませんか?

少し分かりづらいですが、上記の写真は、軒先の雨樋に穴が開いてしまっています。

元々の原因は、落ち葉などが溜まり、それが腐り、泥のようになったところが、慢性的に湿った状態を保つために雨樋(鉄)が腐食することで、穴が開いてしまいます。

穴の部分は水が直接滴るため、大きなつららが出来るので危険です。
この状態になってしまったら、応急処置ではなく、交換をオススメします。

「穴は開いていないが落ち葉が溜まっている」場合は、掃除をして取り除いてあげるだけでも効果があります。

続いて、こちらは、軒先の雨樋から地面や側溝に向けて水を排水する縦樋と呼ばれる部材です。

写真のように、一部が潰れている場合は要注意です。
雪解けの水が内部的に凍ってしまい、排水に支障をきたしてしまいます。

うまく排水できずに、軒先の雨樋から溢れてしまったり、そのまま凍って、氷が落下してくる可能性もあるため、大変危険です。

まとめ

「雪止め」と「雨樋」の危険チェックについて、ご紹介させて頂きました。

雪は想像以上の重量をはじめ、様々な危険の可能性を持っています。

事故が起こるのは一瞬です。
起こってから後悔するのではなく、ぜひ、目視などのセルフメンテナンスをおすすめします。

その際、危険な作業はご自身ではなさらず、専門業者に依頼するようにしてください。
(ケガをしては元も子もありません)

当社では、冬に備えた最適なご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。

【注意喚起】屋根修理に関する悪質な訪問業者にはご注意ください

先日、とある記事を目にしました。
内容は「屋根工事(修理)の押し売り営業」に関するものでした。

なかなか酷い内容でしたので、この記事で情報を共有させて頂いた上で、注意喚起させて頂こうと思います。

悪質業者の手口

「近くで工事をしているのでご挨拶に来ました」などと、フレンドリーな感じで訪問してくるようです。

次に、屋根の一部分を指して、「めくれているので、1,000円でいいので直しましょうか?」などと、格安の金額でその場ですぐに終わる工事を勧めてきます。

ここで、修理を依頼してしまうと、悪質業者としてはしめたものです。

屋根に上って格安修理をした後に、「全体的に修理が必要そうです」と、高額な見積もりを提示してきます。

実際に写真を撮ったものを見せてくることもありますが、その業者が故意に破損させた可能性もあることが恐い点です・・。

「保険が適用されます」も100%安心は出来ません

雪害や台風など、自然災害による破損などは、損害保険が適用されることも多々あります。

「保険適用=自費負担が減る」ことですので、保険を使うことは一般的なことですし、悪いことではありません。

しかし、このような業者は契約書の一部に注意書きを施し、適用保険額の数パーセント(35%など)を手数料として徴収する手口があるようです。

当たり前の話ですが、当社を含む正常な業者であれば、施工にかかる金額をご請求させていただくのみですので、手数料を請求するというお門違いなことは行いません。

ご契約の際は、契約書にも目を通されることを強くお勧め致します。

建築板金業者としての考え方

建築板金業界は、良くも悪くも金額などがオープンになっていないため、ある意味では「言い値が通る世界」とも言えてしまうかもしれません。

  • ネットで価格水準を調べる
  • 複数業者に相見積りして比較する

今でこそ、上記のような方法で法外な請求をある程度回避することが出来ますが、一昔前は「信用」によって成り立っていたのが、建築業界だと思います。

当社ではそのような信用を裏切らないためにも「仕事に応じた適切な金額、そして金額以上の水準の仕事をご提供」という誓いのもと、仕事をさせて頂いております。

ですから、一部の悪質な業者のせいで、建築板金業界全般に悪いイメージを持たれてしまうことが残念でなりません。

まとめ

悪質な業者の手口について情報を共有させていただきましたが、ここに書いたことが全てではないと思います。

特に訪問営業などには、お気を付けていただければと思います。

もし、屋根のことでお困りごとがございましたら、お気軽に当社にご相談ください。

【2023年2月中旬の状況】寒の内を過ぎた山形市内は雪による被害報告は昨年よりかなり少ないです

昨年は「大雪」と「日中の気温が上がらない」ことによる雪害が多く発生しました。

今年は、年の初めこそ雪が多かったものの、日中暖かくなる日も多く、適度に降っては程よく溶けてを繰り返しているため、屋根の雪による雪害はあまり発生していません。

そうは言いましても春がくるまで油断できないのが雪国です。

この記事では、あと一ヶ月ちょっとの間に降った雪に対する、ご自身でできる住宅のセルフケアについてお伝えしようと思います。

軒先の雪を落としてあげる

これまで何度かお伝えしておりますが、軒先の雪が日中溶けて、夜に固まってを繰り返すことで、雪庇と呼ばれる張り出しが形成されます。

上の写真はさすがに張り出しが多過ぎますが、この状況は屋根に深刻なダメージを与え、最悪、軒先が折れて落ちてきてしまうことがあります。

そうならないためにも、日中から夕方の少し暖かい時間帯に、長い棒などで突いて雪を落としてあげるだけでも、ダメージを大きく軽減することが出来ます。

ただし、くれぐれも頭上の落雪にご注意ください。

雨樋からの水の流れを確認

特に北側の屋根に多いのですが、雨樋から縦に水が流れ地面に排水する竪樋(たてどい)が凍っていないかを確認してみてください。

これは、竪樋付近の雪が片付いていなかったり、軒樋の中が落ち葉などの堆積物で汚れていたりすることに加え、全く日が当たらないことで、排水されるはずの水が樋の中で凍ってしまうことが原因で発生します。

長期的に見ると、この状況は雨樋へのダメージに繋がりますので、まずは竪樋付近にはあまり雪を置かないようにし、晴れた日などにドライヤーを遠めから当てるなどして氷を溶かして、排水を促してあげてください。

最終的には当社にお尋ねください

雪や氷に対するセルフケアについてご紹介させていただきましたが、やはり最終的には、我々板金業者の力が必要になる場面もあるかと思います。

その際は、お気軽にお問い合わせください。

当社は見積もり、現場確認などは一切費用を頂戴しておりませんので、ご安心ください。

【2023年のご挨拶】今年も雪の多いスタートですが「屋根」や「雨樋」の雪害修理は当社にお任せ下さい

新年明けましておめでとうございます。
本年も建板工業株式会社をよろしくお願い致します。

山形市内の2023年スタートは、2022年の時ほどではないまでも、雪の降る新年となりました。

地域によっては、豪雪に見舞われ、年末年始と雪かきに追われて過ごされた方もいらっしゃるかと思います。

毎年のようにお伝えさせて頂いておりますが、「積雪」と「屋根の雪害」は切っても切れない関係にあります。

雪害が発生するメカニズム

雪が降り、積もり、日中の気温で少し融け、夜中にまた冷やされて固まり、さらに積もりを繰り返すことで、屋根の雪は徐々にせり出し、雪庇(せっぴ)という状態になります。

この状態をさらに放置してしまう事で、屋根が折れたり、雨樋が外れたりといった被害が発生してしまいます。

雪庇を防ぐために

軒先に網状の雪止めネットを装着することで、雪庇をかなり軽減することが出来ます。

ただし、豪雪地帯や雪の多い年などは、ネットに対する負荷が限界を超えてしまう前に、屋根の雪下ろしを行う必要があります。

雪害と向き合う生活

当社では雪害被害を軽減するために、雪止め金具やネットの取り付けを推奨しておりますが、それでも、自然相手のため、雪害を完全に防ぐことは出来ません。

そのため、雪害が発生してしまった際には、対策を講じなかったことを悔やむ前に、元の状態に戻すことを優先して頂きたく思います。

当社では、より迅速に、より最善の手段で修繕・補修を実施させて頂きます。

まとめ

新年のご挨拶としながら、結果的には、毎度恒例の雪害の記事となってしまいました。

山形に住まいしている限り、雪の悩みは尽きません。
当社では、快適な住環境で生活をして頂くために、トラブルや被害に対して、適切に対処させて頂きます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2022年の山形の板金業界について振り返ります

昨年末にも一年を振り返った記事を投稿させて頂きました。

2021年もなかなかの状況でしたが、2022年もさらに激動の一年でした。

施主様、取引先各社様への感謝の気持ちと共に、今年一年を振り返ろうと思いますので、宜しければ最後までお付き合いください。

一にも二にも「物価の上昇」

板金業界のみならず、各家庭はもちろん、経済全体に打撃を与えたのは、円安による物価の上昇でした。

2022年初めには1ドル115円程度だったものが、上がり続け、10月には150円を超えました。

その影響により「材料(屋根)」はもちろん、建築資材、燃料に至るまで、様々な必需品の価格が大幅に上昇しました。

自社による経営努力

物価上昇による負担を施工費用にそのまま上乗せして、取引先様、施主様に提示するなどということは、当社の経営理念に反するため、最大限の自社努力を徹底しました。

作業の精度の再見直し

当社では、普段から、常にフィードバックを繰り返しながら最高水準の精度で仕事を完遂するよう、従業員一同徹底しております。

しかしながら今般、さらなる精度の向上を模索しました。

釘1本、ビス1本に至るまで、作業時の「仕損じ」による無駄をなくすために、講習会を実施し、全員で意識の共有を行いました。

材料の無駄を排除

板金施工において、形状が複雑な屋根などの場合、「材料の不足」や「寸法不足による再発注」という事態が稀に発生します。

そういった事態を防ぐために「大は小を兼ねる」という言葉に甘えて、わずかに余裕をみた発注を行うことがあります。

この部分の「甘え」と「無駄」をもう一度見直し、厳格な採寸と発注による、コストの削減を徹底しました。

経費の見直し

加工作業の時間帯を調整し、事務作業を一部自動化することにより、オフィスや工場における光熱費の削減にも努めました。

移動時の燃料代に関しても、近隣の現場をスケジュールに組むなど「効率」と「削減」を徹底して参りました。

感謝の気持ち

ここまで記述させて頂いたような、自社努力を行っても、物価上昇分の全てを吸収することは、残念ながら出来ませんでした。

その点をご了承下さった、取引先様、施主様には社員一同、感謝しかございません。

やはり、お客様あっての当社だという事を再認識させて頂きました。

まとめ

2022年は、当社のみならず、様々な企業やご家庭が大変な一年だったと思います。

建板工業株式会社は、感謝の気持ちを忘れずに2023年も「最高の施工」をお客様に還元していきたいと思っております。

「屋根」「外壁」「雨樋」などのお悩みは、ぜひ当社にお問い合わせください。

【夏を快適に】板金職人目線で夏の暑さに対抗する便利グッズをお伝えします

以前の記事で、夏の屋根の表面温度は、お肉が焼けるほど熱くなるということをお伝えさせて頂きました。

日々、暑さと戦う板金職人だからこそ、暑さ対策は万全を期します。

この記事では、ご家庭でのガーデニングや、キャンプなどにも使える、暑さ対策グッズや便利グッズを職人目線でお伝えしようと思います。

空調服

ここ数年で、現場にも広く普及したのが「空調服」です。
モバイルバッテリーでファンを回し、服全体に風を送ります。

効果の程はと言うと、一度着てしまうと手放せなくなります(笑)

現在、ネットで「空調服」と検索すると高価なものから安価なものまで、数多くの商品が販売されており、どれを買ったらいいか悩んでしまいます。

基本的には、ボルト数が大きいほど風量が強いなどの特徴がありますが、選ぶポイントは、ずばり、安価すぎる物を購入しないことだと思います。

最低でも8,000円以上のものを選ぶことで、長く快適に使うことが出来ると思います。

ちなみに職人の間では、BURTLE(バートル)というブランドが人気があります。

充電式保冷温庫

少々お値段は張りますが、一度購入すれば丈夫で長く使用することが出来ます。

現場では保温機能はあまり使用しませんが、-18℃の保冷から60℃の保温まで幅広い設定が可能です。

電源はコンセントを使用することも可能ですが、18Vのバッテリーでかなり長時間使用することが出来ます。

バッテリーは、ご家庭では必要ないものかもしれませんが、インパクトを始めとして、その他工具に使えるため、日曜大工用に持っていても損はないと思います。

我が家ではキャンプや釣りに行く際に、必ず持っていくアイテムになっています。

アームカバー

こちらは必須中の必須アイテムです。

日焼けを防いでくれるだけでなく、半袖でいられるので快適に仕事が出来ます。

ご家庭でもガーデニングや、運転、ちょっとした外出にも便利だと思います。

オシャレなものなど、様々なアイテムが販売されていますが、ポリエステル素材の吸汗速乾加工がされているものがおすすめです。

水で濡らすことでひんやりし、発汗に伴い乾いていくので、快適さが持続します。

まとめ

今回ご紹介させて頂いたアイテムは、既に広く周知されているので、あまり目新しくはなかったかもしれませんが、我々職人は、様々な対策を取りながら、夏の暑さに対抗し、お客様の屋根を誠心誠意、施工させて頂いております。

屋根は冬の雪下ろしも危険ですが、夏も暑さが危険です。

気になることがあってもご自身で屋根に上がって作業するようなことは、くれぐれも控えて頂ければと思います。

お困りごとがありましたら、お気軽に当社にお問い合わせください。

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