山形の大雪による「雪害」や「軒折れ」でお困りの方へ

昨年末から今年、2022年にかけて山形では、記録的な大雪となりました。

山形市内では平年の4倍もの積雪を観測しており、10年ぶりに積雪量が80cm超える大雪に見舞われました。

当社にも、大雪による「雪害」や「軒折れ」の被害に遭われた方から、多数お問合わせを頂戴している状況でございます。

この記事では、屋根の被害に遭われてしまった方向けに、業者選びの参考としていただける内容を記載させて頂きます。

「軒折れ」の被害について

「軒折れ」とは、その名の通り、雪の重みに耐えきれなくなった軒先が、折れてしまう事です。

寒い日が続いた今年は、屋根に積もった雪がなかなか溶けず、水分によって、どんどん重くなってしまったことで、このような「軒折れ」が多発しています。

写真をご覧いただくと分かる通り、軒先だけでなく、窓が割れるなど、その被害は甚大です。

屋根のことはプロである板金工事店へ

被害に遭われた方は、まず「誰に修理を依頼すればいいか」悩まれると思います。

リフォーム会社や、塗装業者に依頼するのも、手段の一つだと思います。

しかし、軒折れ等の雪害の修理では欠かせない大切なことがふたつあります。

  • 迅速な対応
  • 既存家屋へのダメージの軽減

これらの要素を加味して、当社では、まず最優先に応急処置を施し、既存の家屋を守ります。

ブルーシートをただ被せるだけではなく、板金工事店ならではの観点で、水の進入を防ぐ的確な養生を行います。

お困りの方は、お見積り時に費用は一切発生しませんので、まずはお問合わせ下さい。

「適切価格のお見積り」と「雪害保険にも対応」

雪害の修理に掛かる費用に対して、住宅の火災保険で補償されるか、というもの重要なポイントのひとつだと思います。

保険の適用に関しては、昨今、様々な問題があります。

そのひとつが「高額な見積もり」と「不要な(施工・設備)内容」によって、保険が適用されない、という事態です。

その点でも当社は、山形県知事許可のもと、板金工事業を営ませて頂いておりますので、ご安心頂けます。

必要な修理箇所に対して、適切な価格でお見積りさせて頂きます。

まとめ

近年稀にみる大雪の影響で「雪害」や「軒折れ」の被害に遭われた方に対し、当社で出来る事は、可能な限り迅速に対応し、1日でも早く、安心して住まうことの出来る屋根に修理することと考えております。

お困りの方は、板金工事のプロである、建板工業株式会社にお問合わせください。

【職人の道具をご紹介】板金工具の要!「ハサミ(鋏)」について

板金職人である我々は「屋根」「外壁」「雨樋」などの施工時に、様々な工具を使用します。

全てをご紹介するとキリがありませんので、この記事では、重要な「ハサミ」についてご紹介させて頂きます。

昔ながらの「ハサミ」から、進化した「電動工具」まで、メリットなども踏まえて、記載しますので、宜しければ最後までご覧ください。

板金職人とは

板金職人の腕の見せ所と言っても過言ではない仕事の一つが、ハサミによる作業です。

薄い鉄板を思い通りの形状に切断して、施工出来るかどうかは、住宅の屋根の寿命に直結するほど重要です。

家庭で使用する、文具ハサミやキッチンバサミなどとは、力の加減や持ち方も全く異なる、工具独特のくせがあります。

そのため、我々職人は日々鍛錬を欠かしません。

「柳刃」ハサミ

「やなぎば」という読み方をするハサミですが、職人は愛着を込めて「やなぎっぱ」などと呼ぶこともあります。

こちらのハサミは、言い換えると「万能ハサミ」です。

あらゆる箇所の切断に使用します。

高価な物から、比較的安価なものまで市場にはありますが、鉄素材のみのものは、経年劣化で曲がりが生じてしまいがちです。

そのため、近年は「ハイス鋼」と呼ばれる、非常に硬い鉄鋼材料を使用したハサミが主流となってきています。

板金職人の第一歩は、この「柳刃を自在に使えるようになること」と言ってもいいほどです。

では、柳刃さえあればいいかと言うと、そうではないところが、板金工具の奥が深いところです。

「エグリ」ハサミ

柳刃と比較して、刃が小さいこちらのハサミは「エグリ」と呼ばれています。

何やら物騒な名前ではありますが、細工切断が得意です。

特に、2~7cm(20~70Φ)程度の直径の円の切断時に大活躍します。

具体的な施工箇所は、雨樋の落とし口や、壁の配管が通る部分となります。

最終的には、人目に付かない切断箇所ではありますが、当社では、見える見えないに関わらず、一切手を抜かずに施工させて頂いております。

「縦切」ハサミ

「たてきり」というこちらのハサミは、長い直線の切断を得意としています。

鉄板の直線切断は、真っすぐに切ることは当然ですが、力加減がとても大切です。

力加減を誤ると、鉄板がうねって波状に見えてしまい、不格好になってしまいます。

どのハサミも日々の鍛錬と積み重ねが大切です。

電動工具

先にご紹介した縦切は「長い直線の切断が得意」とお伝えしましたが、人間の握力には限界があるため、切断距離が長いほど難易度が上がります。

そこで活躍するのが「電動シャー」と呼ばれる工具です。

切断精度が抜群であるだけでなく、手作業に比べてスピードが大幅にアップします。

作業効率を考えると、電動工具は今や必須アイテムと言えます。

「手動ハサミ」と「電動工具」の違い

電動工具が便利で、作業効率がいいからと言って、手動のハサミが不要かと言うと、全くそんなことはありません。

細かい作業や、特に見た目が重要な箇所の施工は、ハサミによる手作業が最も優れています。

この先、工具が如何に進化したとしても、手動のハサミがなくなることは無いのではないかと思っています。

まとめ

板金工具の要であるハサミをご紹介しました。

他にも、サイズ違いや、様々な形状・用途のハサミがあります。

それらを適材適所で使いこなすことによって、お客様が安心して暮らすことのできる住宅の「屋根」や「外壁」を施工させて頂いております。

工具を大切にし、鍛錬を欠かさないことも、職人にとっては重要であると考えます。

そのため、手前みそではございますが、当社の職人は皆が一人前と自負しております。

ご自宅の「雪止めの設置」「雨樋の破損」など、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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