【屋根散水?】異常な暑さに対抗するための方法と注意点をご紹介します

今年の夏は本当に暑いですね・・。
気温も去ることながら、夕立ちやゲリラ豪雨も少ないため、1日を通して気温が下がるタイミングが無いような状況です。

さて、こう暑い日が続くと「どうにかならないか」と思うのが、人間のサガです。
ネットで「屋根 夏」などと検索すると、「散水」という言葉を見かけます。

「屋根散水」は、山形ではあまり聞きなれない言葉ですが、業者に相談してみよう、もしくは、ご自身でやってみようとお考えの方は一度この記事に目を通していただき、ご検討の参考にしていただけたら幸いです。

屋根散水とその効果について

原理は「打ち水」と同様で、屋根に水を撒くことで、気化熱を発生させて、少しでも温度を下げようとすることです。

実例としては、主に大型の工場や、社屋、農場(牛舎や豚舎など)でスプリンクラー設備を屋根に取り付けて散水を行っているようです。

およそ、2〜4度ほどの室内温度の低下の効果があるようです。

コスト的にもエアコンのみで温度を管理するより、パフォーマンスに優れているようで、数万円から10数万円のコストダウンに成功したという報告もあるとのことです。

しかし、一般住宅ではあまり実例がないようです。
まして、雪国山形では、冬のことを考えると散水設備の設置は現実的ではないかもしれません。

ご自身で屋根に水を撒く際に気をつけて欲しいこと

ここまでは一般住宅で設備を取り付けしてまでの散水はちょっと・・・というお話をさせて頂きました。

そこで、考えられる方法としては「ご自身でホースを使って水を撒く」ことではないでしょうか。

この時の注意点を紹介させて頂きます。

基本的に屋根というのは、雨や風から建物を守るつくりになっています。
雨は空(上)から降って、屋根を伝って、雨樋を通り、地面(下)に排水されていくものです。

ご自身でホースで撒くとなると、おそらく下から上に向かって、水の勢いをつけて散水することになるかと思います。

ここが、要注意ポイントとなります。

我々、板金業者が施工した屋根は、雨漏り等が無いように万全の施工を行いますが、残念ながら完全防水ではありません。

材料の接合面や、軒先や端面(小口、ケラバなどと言います)に長時間水圧が掛かってしまうと、水が侵入し、万が一の水漏れが無いとは言い切れません。

結局、何が言いたいかと言いますと、下から上にではなく、上から下に水を撒いて頂きたいということです。

しかし、庭の草木に水やりをするついでに屋根にも撒くくらいならまだしも、わざわざ屋根に上がり、水を撒くのは体力的にも安全の観点から見ても、現実的ではないように感じます。

その他の暑さ対策

以前の記事でもご紹介しましたが、屋根には遮熱性の高い材料が存在します。

多少、お値段は張ってしまいますが、危険を冒して屋根に上がって散水するよりも、現実的な暑さ対策の手段だと思います。

「うちの屋根はまだ新しいから交換はちょっと」という方も、遮熱塗料を使用した塗装という手段もありますのでご安心ください。

暑さにお困りの方は、一度お気軽に当社にご相談ください。

まとめ

屋根の暑さ対策のひとつである「屋根散水」についてと、ご自身で行う場合の注意点を書きました。

天気予報を見る限り、まだまだ暑さは続くようですので、くれぐれも熱中症などにはお気をつけてお過ごしください。

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