2022年の山形の板金業界について振り返ります

昨年末にも一年を振り返った記事を投稿させて頂きました。

2021年もなかなかの状況でしたが、2022年もさらに激動の一年でした。

施主様、取引先各社様への感謝の気持ちと共に、今年一年を振り返ろうと思いますので、宜しければ最後までお付き合いください。

一にも二にも「物価の上昇」

板金業界のみならず、各家庭はもちろん、経済全体に打撃を与えたのは、円安による物価の上昇でした。

2022年初めには1ドル115円程度だったものが、上がり続け、10月には150円を超えました。

その影響により「材料(屋根)」はもちろん、建築資材、燃料に至るまで、様々な必需品の価格が大幅に上昇しました。

自社による経営努力

物価上昇による負担を施工費用にそのまま上乗せして、取引先様、施主様に提示するなどということは、当社の経営理念に反するため、最大限の自社努力を徹底しました。

作業の精度の再見直し

当社では、普段から、常にフィードバックを繰り返しながら最高水準の精度で仕事を完遂するよう、従業員一同徹底しております。

しかしながら今般、さらなる精度の向上を模索しました。

釘1本、ビス1本に至るまで、作業時の「仕損じ」による無駄をなくすために、講習会を実施し、全員で意識の共有を行いました。

材料の無駄を排除

板金施工において、形状が複雑な屋根などの場合、「材料の不足」や「寸法不足による再発注」という事態が稀に発生します。

そういった事態を防ぐために「大は小を兼ねる」という言葉に甘えて、わずかに余裕をみた発注を行うことがあります。

この部分の「甘え」と「無駄」をもう一度見直し、厳格な採寸と発注による、コストの削減を徹底しました。

経費の見直し

加工作業の時間帯を調整し、事務作業を一部自動化することにより、オフィスや工場における光熱費の削減にも努めました。

移動時の燃料代に関しても、近隣の現場をスケジュールに組むなど「効率」と「削減」を徹底して参りました。

感謝の気持ち

ここまで記述させて頂いたような、自社努力を行っても、物価上昇分の全てを吸収することは、残念ながら出来ませんでした。

その点をご了承下さった、取引先様、施主様には社員一同、感謝しかございません。

やはり、お客様あっての当社だという事を再認識させて頂きました。

まとめ

2022年は、当社のみならず、様々な企業やご家庭が大変な一年だったと思います。

建板工業株式会社は、感謝の気持ちを忘れずに2023年も「最高の施工」をお客様に還元していきたいと思っております。

「屋根」「外壁」「雨樋」などのお悩みは、ぜひ当社にお問い合わせください。

当社は山形の建築板金業者です

謎のタイトルで始まりましたが、この記事では、建築板金業者の役割について書いていこうと思います。

ご自宅にトラブルがあった際に、どの業者に頼むべきか悩まれる方もいらっしゃると思いますので、ご参考頂けましたら幸いです。

山形の屋根について

全国的には様々な種類の屋根がありますが、山形では「雪」という気候の都合上、ほとんどの住宅や工場、倉庫などにガルバリウム鋼板という錆に強い金属屋根が使われています。

その他、一部の住宅では耐久性に優れる瓦が使われている場合もあります。

最近、山形でも見かけるようになってきた化粧スレートと呼ばれるものもあります。

こちらは、見た目がおしゃれなので、人気が出てきましたが、割れやすいなどの問題があり、雪の多い地域では不向きと言えるかもしれません。

建築板金業とは

主に、薄い金属板(鉄板)を「切る」「折る」「曲げる」「貼る」など、様々な加工をし、屋根を主体に外壁、雨樋、ダクト(金属配管)などに施工・取り付けを行うことを指します。

新築工事のみではなく、修理や補修なども含めた金属加工や施工をトータルにサポートする、職人仕事の業者です。

一般的に山形では、そのような業者のことを「板金屋」と呼ぶことが多いです。

「屋根屋」や「トタン屋」などと呼ばれることもあります。

なお、自動車などの金属加工業者さんのことも「板金屋」と呼んだりしますので、ネットで検索する際は「板金 屋根」「板金 雨樋」や「屋根 工事 」「雨樋 修理」などと入力して頂くと、業者が見つかりやすいと思います。

屋根に関する用語をご紹介

屋根を取り付ける(施工する)ことを「屋根葺き」と呼んだりします。

よって「屋根葺き業者」は言い換えると「板金屋」で、さらに「建築板金業者」です。

ややこしいですが、屋根のことでお困りの際は、このような呼び方の業者に依頼することで、安心して任せる事が出来ると思います。

当社の名前の由来

建板工業株式会社の「建板」はまさしく建築板金の略です。

さらに工業をつけたのは、当社では高度な加工を得意としておりますので、他社でお手上げの複雑な要件にもお応えし「造る」ことが可能です。と言う意味を込めています。

当社では、何事にも創造力と発想力を持って、全力で取り組んでいます。

その甲斐もあり、お取り引き頂いたお客様からは好評の声を頂戴しております。

この場を借りて御礼申し上げます。

建築板金のことでお困りの際は、ぜひ当社にお任せください。

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