冬の雪や凍結に耐える屋根の選び方

早いもので11月です。
この時期になると雪止め金具についての記事を書いてきましたが、今回は趣向を変えた内容にしようと思います。

冬の厳しい寒さと雪が降り積もる東北地方では、家を守る屋根の選び方が非常に重要です

特に、積雪による負荷や雪解け水による凍結といった問題は、屋根の寿命や安全性に大きな影響を与えます。

この記事では、冬の環境に耐えられる屋根材や構造の特徴、そしてその選び方について解説したいと思います。

冬に適した屋根材とは?

冬の気候に強い屋根を選ぶには、まず「どの屋根材が適しているか」を知ることが大切です。以下、いくつかの選択肢を紹介します。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金で耐久性に優れた屋根材です。
特に、雪の重みに強く、凍結による劣化が少ないため、積雪地域に適しています。

また、ガルバリウム鋼板は滑りやすい素材であるため、雪が自然に滑り落ちやすい特性があります。

これにより、屋根に雪が積もりにくく、雪の重さで屋根が痛むのを防いでくれます。

山形の内陸の地域では、最も使用されている屋根材だと思います。

ステンレス鋼板

ステンレス鋼板というと画像のようなものをイメージしがちですが、屋根材の場合は、この上に塗装をしますので、見た目はガルバリウム鋼板と大差ありません。

ステンレスは錆びにくく、耐久性に優れた素材です。
特に凍結による金属の劣化が気になる方には、ステンレス屋根も選択肢の一つです。

ただし、価格が高めなので、初期コストと耐久性のバランスを考慮して選ぶとよいでしょう。

アスファルトシングル

アスファルトシングルは、断熱性や防音性に優れた屋根材で、価格が手ごろなことも魅力です。

ただし、雪が滑りにくいため、雪下ろしが必要な場合があります。
そのため、積雪が少ないエリアや、定期的にメンテナンスできる方におすすめです。

おしゃれな見た目ではありますが、山形という地域にはあまり向いていないかもしれません。

屋根形状による違い

屋根材に加えて、形状も冬に適した屋根を作る上で重要な要素です。

急勾配の屋根

急勾配の屋根は雪が滑り落ちやすいため、屋根に積もる雪の量を減らすことができます。

特に、ガルバリウム鋼板などの滑りやすい屋根材と組み合わせることで、積雪が自然に落ちやすくなり、定期的な雪下ろしの負担を軽減できます。

ただし、雪が一度に落ちると周囲に危険が及ぶ可能性があるため、落雪対策も必要です。

平屋根や緩勾配の屋根

一方で、平らな屋根や緩やかな勾配の屋根は雪が積もりやすく、雪下ろしが必要になることがあります。

積雪の多いエリアでは、耐荷重を十分に考慮した設計が必須です。
勾配がゆるい屋根には、滑り止め機能を追加した雪止め金具などを設置すると安心です。

冬のメンテナンスのしやすさも重要

冬の気候に適した屋根を選ぶ際には、メンテナンスのしやすさも重要なポイントです。
雪下ろしのしやすさや、雪止めの有無などを事前に確認しておきましょう。

雪止めの設置

屋根に雪止めを取り付けることで、雪が一度に大量に落ちるのを防ぐことができます。
特に、道路に面した家や、建物の近くに人が通る場合には必須です。

雪止めにはさまざまな種類があるため、屋根材や勾配に適したものを選ぶと良いでしょう。

メンテナンスのしやすい屋根材

積雪や凍結でダメージを受けやすい屋根材には、定期的なメンテナンスが欠かせません。

ガルバリウム鋼板やステンレスは比較的メンテナンスの頻度が少なく済むため、忙しい方や雪下ろしが難しい方に向いています。

アスファルトシングルなどは、冬場に痛みやすいため、点検や補修が必要になることがあります。

環境やコストも考慮したバランスの取れた選択

最後に、屋根の選び方にはコストと環境のバランスも欠かせません。

ガルバリウム鋼板やステンレスなどの高耐久素材は初期費用が高くなりますが、メンテナンス費用が少なく済む点が魅力です。

また、寒冷地の建築では断熱材の導入も検討することで、室内の暖かさを保ち、光熱費の節約にもつながります。

まとめ

冬の雪や凍結に耐える屋根を選ぶ際には、屋根材の特性、屋根の形状、メンテナンスのしやすさなど、さまざまな視点から考慮することが重要です。

特に東北地方の厳しい冬に対応するためには、ガルバリウム鋼板や急勾配の屋根など、雪や寒さに強い構造と素材を選ぶことで、安心して長く暮らせる住環境が整います。

屋根のことでお悩みがありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。

【もうすぐ雪の季節が到来します】おうちの屋根、冬の準備は大丈夫ですか?

早いもので、11月も半ばに差し掛かろうとしています。
一日ごとに、日が短くなっています。

まだ冬を感じさせる寒さではありませんが、着実に気温も下がってきています。

今年は暖冬かも?という話もありますが、どうなのでしょう・・。

屋根や雨樋にとって「雪」や「寒さ」は天敵です。
この機会にご自宅の屋根が、万全に冬を迎えられるかチェックされてみてはいかがでしょうか?

雪止めは外れていませんか?

一般的に雪止め金具は、屋根に締め込むか、釘やビスなどで固定されているかのいずれかです。

そこにアングルと呼ばれるL字型の鉄をはめ込むことで、軒先に雪が行き過ぎないようにせき止める役割をしています。

さらに軒先部分には、雪止めネットを取り付けることで、一階の屋根や、カーポート、人の通り道に落雪が起こらないようにしています。

雪止めの詳細につきましては、以前の記事でご紹介しています。

これらを設置しているお宅でも、100%安心はできません。
以下の点を、ぜひご確認ください。

  • 雪止めネットが、取れ掛かっていませんか?
  • 雪止めアングルは折れていませんか?
  • 雪止め金具は外れていませんか?

全てを確認するのは難しいかもしれませんので、もし違和感を感じる箇所がありましたら、お気軽に当社にご相談下さい。

雨樋に異常はありませんか?

少し分かりづらいですが、上記の写真は、軒先の雨樋に穴が開いてしまっています。

元々の原因は、落ち葉などが溜まり、それが腐り、泥のようになったところが、慢性的に湿った状態を保つために雨樋(鉄)が腐食することで、穴が開いてしまいます。

穴の部分は水が直接滴るため、大きなつららが出来るので危険です。
この状態になってしまったら、応急処置ではなく、交換をオススメします。

「穴は開いていないが落ち葉が溜まっている」場合は、掃除をして取り除いてあげるだけでも効果があります。

続いて、こちらは、軒先の雨樋から地面や側溝に向けて水を排水する縦樋と呼ばれる部材です。

写真のように、一部が潰れている場合は要注意です。
雪解けの水が内部的に凍ってしまい、排水に支障をきたしてしまいます。

うまく排水できずに、軒先の雨樋から溢れてしまったり、そのまま凍って、氷が落下してくる可能性もあるため、大変危険です。

まとめ

「雪止め」と「雨樋」の危険チェックについて、ご紹介させて頂きました。

雪は想像以上の重量をはじめ、様々な危険の可能性を持っています。

事故が起こるのは一瞬です。
起こってから後悔するのではなく、ぜひ、目視などのセルフメンテナンスをおすすめします。

その際、危険な作業はご自身ではなさらず、専門業者に依頼するようにしてください。
(ケガをしては元も子もありません)

当社では、冬に備えた最適なご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。

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