建板工業株式会社では、箱物(はこもの)と呼ばれる、いわゆる大型物件の板金施工も請け負わせて頂いております。
一般住宅の場合、使用する鉄板の厚さは0.35mmを中心に、厚くても0.4mm程度ですが、大型物件の場合、倍の0.8mmという厚さの鉄板も使用するため、これまで使用してきた加工機械にだいぶ負荷が掛かり、無理をさせている状態でした。
そこで、厚物の鉄板にも耐えうる性能を持つ機械を導入することにしました。
4500mmのベンダー(折り曲げ機)
4500mmとは鉄板の長さを指します。
加工した製品を「役物」と呼びますが、長さのある役物を使用することで、継ぎ目の少ない綺麗な見た目に施工することが出来るメリットがあります。
また、鉄板の厚さも3.6mmというかなり厚めのものまで、折り曲げるパワーを兼ね備えています。
写真は、機械の裏側を撮影したものですが、強靭なフレームに支えられていることで、鉄板の厚さに負けない仕様になっています。
厚さ1mmのヘミング曲げ
ヘミング曲げとは、一度折り曲げた鉄板を再度押しつぶす加工を指します。
画像の鉄板は0.35mmですが、当設備は1mmの厚さの鉄板でこの加工が可能です。
山形ではヘミング曲げのことは「アザ折り」と呼ばれることが多いですが、「切れ端の安全性を得る」「折り曲げ重ねることで強度を確保」「外観の見た目を良くする」と言った目的で、無くてはならない加工の一つです。
コの字型の加工
写真の加工は手前の部分が20mm、真ん中の空洞部分が10mmの長さで加工しています。
通常の機械では、刃の形状から「10mmx10mm」など、同じ長さでしか加工が出来ないのですが、弊社の機械は特殊な刃形状から、このような加工が可能となっております。
外壁の「水切」と呼ばれる役物に使用されることが多いです。
複雑な加工は建板工業にお任せください
当社の加工技術を、業者様向けにも提供させて頂いております。
- 自社設備ではスペック不足
- 多忙で加工にまで手が回らない
- 特殊形状の加工が困難
など、理由は問いませんので、まずはお気軽にご相談下さい。
ヒアリング後に最適価格でご提供させて頂きます。